私は6歳の娘を育てる主婦です。娘がイヤイヤ期だった当時には、「またご飯食べない…」「下げるしかない…」と毎日悩んでいました。
ご飯食べない日が続くと、ママの気持ちもすり減ってきますよね。「こんなに頑張ってるのに」「イヤイヤ期って、どう乗り越えればいいの?」と、答えが見えなくなることもありますね。
実はこの時期ご飯食べないのはよくあることで、『ご飯を下げる』という選択は決して間違いではありません。
この記事では、イヤイヤ期にご飯を食べない理由や、下げる前にできる5つの対処法、そして私自身の心が少し楽になった体験談をご紹介します。
- イヤイヤ期に食べないご飯を下げるのがアリな理由
- イヤイヤ期にご飯を食べなくなる理由
- 食べないご飯を下げる前にできる対処法5つ
- 私の心に余裕が生まれたきっかけ
ほぼワンオペでイヤイヤ期の子どもを目の前にイライラしているあなたも、読み終えると「そうか、それでいいんだ!」と肩の力がふっと抜けて、一歩踏み出すきっかけにできるはずです。
イヤイヤ期でご飯食べない時は下げるのもアリ!

「今日もまたご飯食べない…」「もういいや、下げるしかない」そんな日が続くと、ついため息が増えたりイライラしてしまいますよね。
自分を責めて「ちゃんと食べさせなきゃ」と焦ってしまうことはよくあることです。
実は、イヤイヤ期の子どもがご飯を食べない時に下げることは、決して間違いではありません。
それは、ママにもイヤイヤ期の子どもにもやさしい、立派な選択肢のひとつ。
では、なぜご飯を下げるのがアリなのか、その理由を4つの視点でお伝えします。
- 少しくらい食べない日があっても大丈夫!
- 子どもの「ご飯食べない」もひとつの意思表示
- 食事を楽しむ心を育てるには食卓の安心が必要
- 小さなリズムが親子の毎日を整える
少しくらい食べない日があっても大丈夫!
ご飯を食べてくれない日は心配になりますよね。
でも、子どもはその日の運動量などでお腹が空くタイミングも違います。
毎日同じように食べるとは限らないし、食べない日があるのも自然なことです。
無理をして食べさせるより、「今日はこんな日なんだな」と受け止めて、ご飯を下げるという選択をしてOKです。

子どもが水分をとれていて元気に過ごしているなら、“ご飯食べない日”があっても大丈夫。
一生食べないわけではないし、子どもはしっかり育っていきます。
子どもの「ご飯食べない」もひとつの意思表示
イヤイヤ期は、自分で決めたい気持ちが育つ時期です。
「食べたくない」という反応をイヤイヤ期の子どもが示しているのは、子どもなりの意思表示なのです。
「そっか、今は食べたくないんだね」と受け止めてもらえたことは、子どもにとっては自分を尊重してもらえたという大切な経験となります。
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食事を楽しむ心を育むには食卓の安心が必要
「ご飯食べないと怒られる」「ちゃんと食べなきゃ…」そんな空気の中では、子どもはなかなか食事を楽しめません。
楽しく食事をすることは消化吸収にも良いといわれています。
食事は本来は楽しさやおいしさを感じる時間で、それは大人にとっても子どもにとっても同じことです。
楽しく食事をする心を育むためにも、食卓を子どもにとって安心できる場所にしましょう。
ママが、「食べないなら、また今度にしようね」と穏やかにご飯を下げてくれると、子どもにとって「ここは大丈夫な場所なんだ」「自分のペースでいいんだ」と深い安心になります。
安心できる場があってこそ、食べる楽しみや意欲が少しずつ育まれていきますよ。
小さなリズムが親子の毎日を整える
イヤイヤ期の子どもは食事以外でもひとつひとつの行動に時間がかかりますよね。いつまでも食べずにぐずぐずしていると、次の予定や寝る時間にどんどんずれが出てきます。
食事の時間だけでも終わりがわかっていれば、一日のリズムが整えやすくなりますよね。
ご飯を下げて時間を区切ることは、子ども自身が少しずつ時間の感覚を身に着けていくことにもつながります。
子どもの生活のリズムを整える大事な一歩になるということです。少しくらい食べない日があっても、気にしすぎなくて大丈夫なのです。
大切なのは、その日その時の子どもと、ていねいに向き合おうとする気持ちです。



そもそも、どうしてイヤイヤ期の子どもはご飯を食べなくなるの?
イヤイヤ期にご飯を食べなくなる理由を知ると、少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
イヤイヤ期にご飯食べない理由は?


「前はちゃんと食べてたのに、急に食べなくなった…」そんな変化に戸惑っているママも多いはず。
今まで好きでおかわりしていたものまで食べてくれなくなると、さらにショックも大きくなりますよね。
イヤイヤ期にご飯を食べない背景には、その時期だからこその次のような理由があります。
- 自己主張の始まり
- 気分や体調による食欲のムラ
- 遊びたい気持ちが優先に
- 好き嫌いの芽生え
- 親の反応を見ている
こちらのよくある5つの視点から、その子どもなりのサインを読み解いてみましょう。
自己主張の始まり
食事に限ったことではありませんが、毎日うまく対応できないことばかりで、ママも「自分の対応が悪いのでは?」と思い悩むこともあるかもしれません。
ご飯を食べないことも“自分らしさ”を育てる大切な過程なのです。
イヤイヤ期は「自分で決めたい」という気持ちがぐんと育つ時期です。ご飯食べないことも大切な主張のひとつと捉えましょう。
ママの対応や食べ物そのものが問題なのではなく、「自分でコントロールしたい」という心の成長の表れともいえます。
気分や体調による食欲のムラ
大人でも「今日はあまり食欲がないな」という日がありますよね。子どもも同じで、体調や気分によって食べたい気持ちに波があります。
特にイヤイヤ期は感情の起伏も激しいため、気持ちが不安定な日はどうしても食が進みにくくなることもあります。
気持ちがざわざわしていると、子どもにとっては“食べるよりもまず感情のほうが優先”になってしまうこともあるのです。
普段と様子が異なる時は、体調不良のサインの場合もあります。子どもの様子をよく見て、必要なら病院を受診しましょう。
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遊びたい気持ちが優先に
「食べるより遊びたい!」という衝動が強くなるのもこの時期の特徴です。楽しいことを見つけると、食事の時間に気持ちが集中できず、座っていられないこともよくあります。
“ご飯食べない”には子どもの“夢中になる力”が隠れているということです。



“夢中になる力”が育っていると捉えると、少し心が軽くなりますね。
ご飯を食べないことの裏にある、ささやかな成長に気付くと、「ご飯食べない=悪いこと」だけではないと思えるかもしれません。
好き嫌いの芽生え
味や食感、見た目などへの好みが少しずつハッキリしてくるのもこの頃。はじめての感覚に敏感に反応し、「これ苦手かも」と思うと手をつけないこともあります。
また、イヤイヤ期と言われる1歳半から3歳ごろは“記憶”も発達する時期。「前にイヤだったから食べたくない」と感じてしまうことも。
“好き嫌い”は五感の敏感な小さな子どもに、“記憶”という新たな能力が加わることによって現れる、自己表現のひとつということです。
焦らず、“おいしい”や“楽しい”記憶を増やしていけるといいですね。
親の反応を見ている
この頃の子どもはママとの関係性を試す行動もみられる時期で、とてもよく大人を観察しています。
「ご飯食べないとママが怒るかな?」「こうしたら笑ってくれる?」そんなふうに、ご飯の時間を通して“ママとの関係”を確かめようとしている場合もあります。
ご飯の時間は栄養を取るためだけではなく、コミュニケーションの場!
食べないことにもちゃんと理由があり、イヤイヤしてご飯を食べないことは、問題行動をしているのではなく、子どもの成長の証なのです。
理由を知っているだけで、ほんの少しだけおおらかに考えられるのではないでしょうか。
では、イヤイヤ期の子どもがご飯を食べない時、具体的にはどう関わればいいのか、そのヒントをお届けします。
イヤイヤ期ご飯食べないへの対処法5選!


「もう下げようか、でももう少しだけ食べてほしい」と考えていると、ご飯を下げるタイミングって本当に迷いますよね。でも、毎回悩んでイライラするのはつらいもの。
ここでは、イヤイヤ期の子どもを持つママの気持ちを少し楽にするための5つの対処法をご紹介します。どれも今日からできる、シンプルでやさしい工夫です。
- はじめから時間を決めておく
- 頑張って作らない
- 少しだけ環境を変える
- 見た目を工夫する
- おやつで栄養を補給する
続いて、対処法5つをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
①はじめから時間を決めておく
食事の時間をあらかじめ決めることで、「いつまで続くの?」という不安が親子ともに軽くなります。
はじめに「〇時になったらごちそうさまね」と伝えておくと、ママは「もう下げていいかな?」と悩まずに頭を切り替えることができます。
“ご飯食べない時は下げる”という行動は、最初から時間を決めておくことで、イライラの結果ではなく親子の気持ちを守るための“切り替えスイッチ”となります。
子どもにとっても“終わりがある”とわかることで、安心につながります。
②頑張って作らない
頑張りすぎないご飯作りが、親子の笑顔を守る近道になるのです。
栄養バランスばかりを気にして頑張りすぎると、食べてくれなかった時のショックも倍増してしまいます。
時にはレトルトやお惣菜もOK。これは“手抜き”ではなく、“続けるための選択”。
手間をかけるという愛情もあるけれど、向き合おうとするその気持ちそのものが、もうすでに立派な愛情です。
③少しだけ環境を変える
子どもは楽しいことが大好き。おもちゃやテレビが見えるところにあるだけで、ご飯より遊びたくなってしまいます。
ほんの少しの工夫でもよいので、集中できる環境、楽しく食べられる環境を整えることが大切です。
イヤイヤ期の子どもの頭の中では「ご飯食べない!」ではなく、「遊びたい!」と思っているだけかもしれません。
そんな時は、おもちゃやテレビが視界に入らないように、席を変えるだけでも集中しやすくなります。



遊びたい気持ちを逆手にとって、ごっこ遊びのようにしてみるのもおすすめ!
お気に入りのぬいぐるみと一緒に、「〇〇ちゃんも食べてるよ〜」とおままごとのように声をかけてみたり、リビングにレジャーシートを敷いて“ピクニックごっこ”にしてみるのもいいですね。
④見た目を工夫する
見た目のひと工夫が子どもの好奇心を刺激して、「イヤ!」の気持ちをゆるめるやさしいサポートになります。
食べる気が起きない時、大人だって“見た目”で気分が変わることがありますよね。
子どもも同じで、いつものおかずを星形に切ってみたり、お皿をお気に入りのキャラクターのものに変えるだけで、「食べてみようかな」のスイッチが入ることもあるのです。
⑤おやつで栄養を補給する
子どもにとってはおやつの時間も十分、栄養補給のチャンスなのです。
どうしてもご飯を食べてくれない時、「子どもの成長に影響が出るのでは?」と心配になりますよね。そんな日は、おやつをちょっと栄養のあるものに切り替えてみるのもひとつの対処法です。
たとえば、小さなおにぎり、干しいも、バナナ、ヨーグルト、チーズなど。手軽に食べられる“お菓子ではないもの”を常備しておくと、食べないことへの不安も少なくなります。
「ご飯食べない!」ではなく、「おやつの時間もある!」と“ある”に目を向けてみましょう。
毎日子どもに向き合って頑張っているママにも、イヤイヤ期真っ最中の子どもにも、どちらにもやさしい対処法を5つ紹介しました。
全部をやらなくても大丈夫。どれかひとつ、「これならやってみたい」と思えるものを、ゆるっと試してみてください。
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イヤイヤ期でご飯食べないストレスを軽減!私の体験談


イヤイヤ期で「ご飯食べてくれない」と悩んでいる頃は、「みんなどうしているの?」とママ友やスマホから情報を集めていました。
私の体験をもとに、同じように悩んでいるママたちのストレス軽減のヒントをお届けします。
- 悩みやストレスから抜け出したきっかけ
- 私なりの工夫
- 心の変化と気づき
悩みやストレスから抜け出したきっかけ
イヤイヤ期に「今日もご飯食べないのかな」「いつ下げよう」と迷ってばかりいた頃は、ご飯の時間がくるたびにストレスを感じ、心が重くなっていました。
そんな私の気持ちを楽にしてくれたきっかけは小さな一歩でした。“下げる時間を決めたこと”です。
時間を決めてからは、その悩む時間が大幅に少なくなりました。
「〇時になったらごちそうさまね」と伝えておくだけで、子どもとの間に小さなルールが生まれ、私自身も「時間までは待ってみようかな」と心に余裕が持てるようになりました。
悩むことが多いイヤイヤ期ですが、自分の中に“決めてあること”があると無駄なストレスが減り、思った以上に気持ちが安定しました。
私なりの工夫
無理に変えようせず、“余裕のある時にほんの少しだけ変えてみる”、それが私にとってちょうどいいやり方でした。
下げる時間を決めたことで悩みが減り、心に少しの余白ができました。
余白ができると、どこかで聞いた“お供えと思って出す”という遊び心のあるアイデアを思い出しました。



いつものメニューを小さなお弁当箱に詰めて出してみたり、庭にレジャーシートを敷いてピクニック風にしたりもしてみました!
ご飯食べないのはいつもと変わらない事実ですが、“お供え”と思うだけで、「ご飯食べないのは当たり前」「食べたらラッキー」と気持ちが楽になりました。
心の変化と気づき
子どもはイヤイヤ期、もちろん全部がうまくいったわけではありません。でも「こんなこともしてみようかな」と思えた自分に、少し自信が持てるようになった気がします。
「工夫ができたからうまくいった」ではなく、「余白が生まれたからこそ、やってみようと思えた」ということが、私が体験した大きな心の変化と気づきでした。
工夫だって、心に少し余白がないと浮かんでこないものです。
あなたにとっての“ちょうどいい向き合い方”を見つけるために、まずはストレスを減らすための余白を作る小さな一歩を踏み出してみてください。
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まとめ


- イヤイヤ期でご飯食べない時に下げるのはアリ!
- 「食べたくない」という反応をイヤイヤ期の子どもが示しているのは、子どもなりの意思表示
- ご飯食べないのは成長の証なので、すべて食べさせることよりも楽しく食事をする心を育むことに重点を置くとよい
- イヤイヤ期の子どもがご飯を食べない理由は①自己主張の始まり②気分や体調による食欲のムラ③遊びたい気持ちが優先に④好き嫌いの芽生え⑤親の反応を見ている
- 下げる前にできる5つの対処法①はじめから時間を決めておく②頑張って作らない③少しだけ環境を変える④見た目を工夫する⑤おやつで栄養を補給する
- 親の心の余裕ができると今やれると考えられないことも「やってみよう」と思えるようになる
イヤイヤ期に「また今日もご飯食べない…」と感じる日は、ママの心もすり減って当然です。
私の場合は“ご飯食べない時は時間を決めて下げる”という自分で決めたルールが余白を作るきっかけとなりました。でも余白が生まれるきっかけはひとそれぞれです。
ご飯を下げてもいいか悩み、対処法を探している時点でイヤイヤ期の子どもと向き合っている証拠です。
そんなあなたなら大丈夫。完璧じゃなくていいし、正解なんて探さなくてもいい。
まずはひとつだけ自分の余裕につながりそうなものを見つけてみてくださいね。そこから少しずつ、「これが私の子育て」とあなたの自信につながりますように。
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