
私は元養護教諭です。中学校では「私だけスマホ持ってないのが辛い」と相談を受けたことも…
今やネット端末は必需品ですが、中学生の親にとって、スマホを持ってないデメリットや、持った後のトラブルが心配ですよね。
調査では中学生のスマホ所持率が約9割に及ぶことが分かっています。
スマホを持ってないデメリットとして、疎外感を感じやすいことが考えられますが、友達との接し方や学校への相談で解決できる場合もあります。
- 中学生がスマホを持ってない場合のデメリット
- スマホ長時間使用が脳に与える悪影響
- 中学生のスマホ所持率、利用時間、トラブルの現状
- 家庭のルールや安全策
親の管理のもとでスマホを持たせることは、デジタルツールの使い方やマナーを学び、友人関係にも役立つでしょう。
ぜひ、ご家庭でのルールや安全なスマホ使用の参考にしてください。
\スマホの紛失防止に!/


中学生でスマホを持ってないデメリットと持った後のリスク





スマホを持ってない子が困ることも、持ってからのトラブルも「LINEグループ」が多かったな…
持っていない場合の悩みや、持つことで引き起こす可能性のあるトラブルについてまとめました。
<スマホを持ってない中学生の悩み>
- LINEができないことによる疎外感やからかい
- グループLINEの連絡が届かないことによる不便さ
<中学生がスマホを持つリスク>
- LINEグループ外しや悪口、ケンカなどのネットトラブル
- 長時間使用による脳への影響、学力低下
- 睡眠不足や視力低下、内斜視などの健康トラブル
発達面では反抗期を迎え、親よりも友達との関係を大切にしたい時期。友達とのやりとりを見られたくない、自分だけのスマホが欲しいと思うのは成長の証とも言えますね。



前は親のLINEを使わせてました。今は家族共有の端末に本人用のLINEアカウントを作ったけど、それは嫌みたい。
ここからは、中学生でスマホを持ってないことによるデメリットとスマホ使用のリスク、改善案をより具体的に紹介していきます。
スマホを持っていない中学生の声~実際の相談から~
中学生がスマホを持ってないことで実際に起こるデメリットは、大きく分けて以下の内容があります。
- 学校生活や遊びに必要な連絡をリアルタイムで受け取れない
- 話題についていけず友人の輪に入りにくくなる
- からかいやネガティブな受け取りが増える



養護教諭時代の実際の相談内容を交えてお伝えします。
①学校生活や遊びに必要な連絡をリアルタイムで受け取れない



文化祭の劇で、係の子からの変更連絡を自分だけ知らなくて、悲しかった。



親友がクラスLINEの内容をいつもメールで教えてくれるのが申し訳ない…
中学生になると、先生が介入せずに生徒だけで連絡を取り合う場面が増えます。部活や係の連絡、文化祭の打合せなどさまざまな場面でグループLINEが使われています。
特に文化祭や旅行行事など、生徒主体で変則的な活動をする行事の時は「自分だけ連絡を知らなくて、みんなと活動できない…」と保健室に来る生徒がいましたね。



担任の先生が「文化祭期間はグーグルクラスルーム※を使おう」と、生徒からも発信できる設定にしたクラスもありました。
※インターネット上で使用できるオンライン掲示板のこと
現在はすべての小中学校において生徒一人一台の端末(iPadやパソコン)を提供し、インターネット環境を整備することを目指している「GIGAスクール構想」が進められています。
場合によっては上記のようにスマホを持っていなくても学校から提供される端末を通して、コミュニケーションをとることも可能です。
②話題についていけず友人の輪に入りにくくなる



友達がスマホアプリしかないゲームの話題で盛り上がってる。知らないから会話に入れない。



親は動画をリビングのパソコンやテレビで見なさいっていうけど、一緒に見たくない。
スマホを持ってない子は、友達同士で話しているスマホ専用アプリやゲーム、動画、SNSの話題についていけません。
「知ってる?」と聞かれても「知らない」と言うことが増え、友達と積極的に関われないのが辛かったと話す中学生もいました。



「私スマホないから、その話分かんないって早めに言う!」と明るく話す女子中学生も印象に残っています。
彼女の友達は「じゃあ、今、部活の話しよ!スマホは今度遊ぶ時見せるから意見聞かせて。」と話題を変えつつ仲間外れにならない対応をしてくれたのだそう。
その時の相手の対応から、さりげない優しさなど真の友情が見えるかもしれませんよ。
③からかいやネガティブな受け取りが増える



「〇〇ちゃんLINE見れないから…」って何回も言われるの、気遣いかと思ってたけど、からかいなのかも。
小学校高学年~中学生の時期は、友達との共通点から仲間意識や優越感を持つため「スマホを持ってない」「LINEが使えない」ことをネタにしてからかう子もいます。
また、コミュニケーション能力が未熟で、相手の気持ちを考える前に、思ったことをそのまま話してしまう子もいます。
悪意なく「なんでLINE使えないの?」「〇〇ちゃんだけ、LINE使えないから…」と言われたことに傷つく場合もあります。
所持率9割の中で、スマホを持たないデメリットも大きくなっていますが、スマホの持つリスクを回避できる点は大きなメリットとも言えます。
「多様性」の時代。みんなが持っているから…と安易にスマホを持たせるのではなく、子どもとの話し合いを重ねながら慎重に時期を見極めるという選択も素敵です。
中学生がスマホを持ってない場合LINE以外に困ることはある?



スマホを持ってないと「緊急時の連絡がとれない」って書いてある記事も見たけど、キッズケータイでは不十分なの?
中学生がスマホを持ってないことで、LINE以外のデメリットはあるのか調べてみたところ「緊急時の連絡が取れない」「検索などの情報収集ができない」も挙げられていました。
結論から言うと、スマホを持たないことによるLINE以外の大きなデメリットはありません。
親との連絡は必ずしもスマホである必要はなく、キッズケータイや連絡機能が搭載されたGPSみまもり端末でも十分に可能です。
ネット検索での情報収集も、家庭で共有している端末や、クロームブックなど学校から児童生徒に貸与された端末で行えます。
- 動画を見る:88.9%
- 投稿やメッセージ交換をする:86.7%
- 検索する:84.6%
- 音楽を聴く:79.1%
- ゲームをする:75.0%
中学生の利用内容なら、スマホでないとできないのはスマホ限定のゲームくらいでしょう。



「みんな持ってる」事実と、スマホの多機能性、利便性から中学生に安易に持たせるのは…ちょっと待った!
スマホを持たせる前に、スマホ使用のリスクを具体的に見ていきましょう!
スマホの長時間使用が成長期の脳に与える影響



1日1時間以上のスマホ使用で、脳の発達に悪影響があるという研究結果があります。
東北大学応用認知神経科学センターの榊 浩平(さかき こうへい)助教はさまざまなYouTube番組に出演し、研究結果を解説しています。
以下に、榊先生の解説内容をまとめましたので、スマホを持たせる前に、ぜひ参考にしてください。
~小学5年生から中学3年生までの子ども4万人以上の調査結果~
<スマホ使用時間と学力の関係>


- スマホ使用「1時間未満」の子どもの学力が最も高く、次いで「全く使わない」→「持っていない」→「1~2時間未満」と続く
- スマホ使用が1時間以上では、使用時間が増えるごとに学力も低下する
- 1時間未満の使用が脳の成長を促すのではなく、1時間未満の使用で制限できる自己管理能力の高さが成績の高さと関係している
<スマホ使用が学力に影響を与える理由>


- スマホ使用時間が1日3時間以上になると、どんなに学習時間と睡眠時間を確保しても成績上位の子どもはいない
- 脳の検査画像では、スマホの使用頻度が多い子どもは脳の3分の1にわたる広範囲で成長がゼロだった
- スマホの長時間使用で脳の成長が妨げられると、自分の欲求を制御できなくなり、より、スマホ使用時間が長くなるという悪循環に陥る
<脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)とは?>
- 前頭前野は、おでこの裏にある部分
- 読み書き計算やコミュニケーション能力、感情の制御、記憶など、人間にとって非常に重要な機能を果たす
- 9歳~18歳の間に急速に発達し、30歳くらいまでは緩やかに発達
- 成長期の子どもがスマホを長時間使用すると前頭前野の発達が阻害され、大人よりも影響が大きい
仕事や生活、勉強にも欠かせないインターネット端末ですが、子どもは大人よりもスマホの使用により慎重にならなければいけないことがわかりますね。
以下のYouTube動画では図や写真も示され、より分かりやすく解説されています。
\東北大学 榊浩平先生の本はこちら!/


スマホを持つメリット





中学生がスマホを持つメリットはないの?
中学生が持たない場合も、持つ場合もデメリットやリスクが考えられるスマホにじゃあ、一体どうしたらいいの?と悩むママも多いのではないでしょうか。
親世代も実感している通り、多機能で利便性が高いスマホには以下のようにたくさんのメリットがあります。
- 安全・安心面:居場所確認や災害時の安否確認、緊急時の連絡手段として活用できる
- 学習支援・情報収集:調べもののほか、オンライン授業や受験対策アプリも活用可能
- ITリテラシー:端末の操作方法やネット上での言葉使い、情報を取捨選択する力を向上できる
- 連絡手段:LINEや他のSNSは友人や家族との連絡はもちろん、学校やクラブ活動の連絡にも活用
- 交友関係の維持:学校外の友人や遠方の親戚とも気軽に交流でき、交友関係の幅が広がる
- 生活の利便性:スケジュール機能やリマインダー機能を使い、自己管理能力を高めることも可能
- 娯楽や趣味の充実:音楽や動画、ゲームなどの娯楽を楽しむことで、ストレス解消やリラックスに役立つ
以上のように適切な管理のもとでスマホを持たせることで、中学生の生活や学びを豊かにする有効なツールとなります。



メリットの恩恵を受けられるよう「中学生のスマホルールと安全な活用術」もぜひ参考にしてください。
中学生のスマホ所持率や利用時間の実態とトラブル事例


令和6年度の調査結果より、中学生のスマホ所持率は約9割、インターネットの1日あたり平均利用時間は5時間2分です。トラブル事例はLINEの3つのパターンを紹介します。



所持率もさることながら、利用時間の長さに驚いています!
ここまではスマホのデメリット、メリットとともに脳への影響を解説してきました。
ここからは、中学生のスマホ利用状況の最新のデータ、よくあるLINEトラブル事例についてもご紹介します。
中学生のスマホ所持率は約9割!


子どものスマホ所持率や使用に関する調査は、こども家庭庁や総務省·自治体などで実施されています。
調査によって多少の差はありますが、中学生のスマホ所持率は約9割です。
こども家庭庁の令和6年度の調査では、インターネットを使用する中学生は98.1%に上り、そのうち、95.3%は子供専用のスマホを使用していることが示されています。
中学生のスマホ利用平均時間は5時間2分
中学生のインターネット利用平均時間は1日あたり302.7分(5時間2分)で、過去最長時間を記録し、 スマホ依存への心配が高まっています。
学年別のインターネット利用平均時間(1日あたり)は以下の通り、どの学年でも学力への影響がある1時間以上、脳への影響がある3時間以上を超えています。
- 中学1年生(12歳):4時間25分
- 中学2年生(13歳):5時間5分
- 中学3年生(14歳):5時間3分



スマホの長時間利用は、睡眠不足、学習時間の減少、視力低下、内斜視などの問題も引き起こします。
子どもにスマホを持たせる前に、時間や場所、使い方のルールを徹底しましょう!
次の項目でのスマホルールや安全な活用術をぜひ参考にしてください。
よくあるLINEトラブル事例3選


中学生のスマホ利用の心配は高い利用率や利用時間だけではありません。
相談の多かったLINE関連のトラブル事例を3つご紹介します。
- グループLINEでの仲間外れ
- 既読無視によるトラブル
- 深夜におよぶやりとり
お子さんのトラブル防止や解決の参考にしてください。
①グループLINEでの仲間外れ



仲良し5人のグループだと思っていたのに、私だけ外された4人のグループLINEが作られてるみたい…
「LINE外し」とも呼ばれるいじめで、LINEグループから特定の人を退会させたり、特定の人を外した新しいLINEグループを作ったりする行為です。
意図的ないじめとして外している場合もあれば、部活などの他の活動の関係で、偶然ひとりを外した形のグループができていることもあります。
「これはLINE外し?」と思ったときは…
- スクリーンショットで証拠を残しておく
- 対面の関係でも無視などのいじめ行為があるのかを観察する
- グループ内で一番親しい子に2人きりの時に相談してみる
LINE外しの状況にもよりますが、以上のような対応を検討してみましょう。
②既読無視によるトラブル



忙しくて返信できなかっただけなのに、「既読無視かよ」って言われて
友達の態度が変わった。



「何時間返信しなかったの?」と聞いたら、数分と言う子も。
「それは無視なの?!」といつもびっくり。
中高生のLINEのやり取りは短い文や単語、スタンプのやり取りで、とにかく返信速度が速いのが特徴です。
大人であれば、「きっと忙しいんだろうな…」と返信を待つところですが、中高生のやり取りでは数分返信がないだけでも既読無視と受け取る子どももいます。
「スタ爆」「スタンプ連打」など、連続する通知音で相手に気づいてもらうためにスタンプをたて続けに送る人もいるくらい、LINEは重要なんですね。
既読無視と言われたら…
- 部活や習い事、家のルールなど返信できない事情を伝える
- 学校で話そう!と伝える
- 既読をつけない
③深夜におよぶやり取り



友達と深夜までLINEしているみたい。注意しても「みんなやってる」って言うことを聞かない。



これも多いですね!「友達とケンカした。」が深夜のLINE上でのケンカだったり、睡眠不足で休みに来たり。
本人が、ケンカなどのトラブルで困っている場合はやめさせやすいものの、深夜のLINEを楽しんでいる場合は言っても聞きません。
以上のようなLINEトラブルがわかったとき、学校の友人関係であれば、「学校にも相談したほうがいいのかな?」と悩むお母さんも多いのではないでしょうか。
ただし、LINEトラブルは学校生活にも影響するため、「誰と」「どんなトラブルで」「どのように対応したか」を学校に伝えておくと良いでしょう。
場合によっては、学校での友人関係の様子を見たり、個人ではなく全体にスマホトラブルについての注意喚起をしてもらえたりすることもありますよ。
中学生のスマホルールと安全な活用術


こども家庭庁の令和6年度調査では、中学生のインターネット使用について、7割を超えるご家庭で「ルールを決めている」という結果となっています。



スマホを使う時間や場所は決めたけど、約束を破った後の対応を考えてなかったから、なし崩しになっちゃった…
「スマホは親から借りているもの」を前提としたルール決めや、東北大学 榊助教が提案する「より安全なスマホを活用術」を紹介していきます。
決めたルールを緩めることは簡単ですが、厳しくすることは難しいため、最初のルールは「少し厳しいかな?」と思うくらいがおすすめです!
中学生にスマホを持たせる前の準備
中学生にスマホを持たせる前に、スマホを持つ目的やスマホに入れるアプリ、スマホを持った後の生活について親子で話し合いましょう。



LINEスタンプは学割で月額120円定額制の「LINEスタンププレミアム」にしたい!
ざっくばらんに、より具体的に話し合えるといいですね。スマホを持たせる前なら、中学生でも「スマホを持てるなら…」と協力する気持ちで話してくれるでしょう。



楽しいゲーム、アプリもたくさんあると思うけど、目的以外のアプリは入れないよ。
すでに使っているゲーム機があれば、その使い方も確認しましょう。ゲーム機で決めたルールを守れていなければ、スマホのルールも要注意です!
スマホで同じ失敗をしないよう、どうして守れなかったのかも話し合えるといいですね。
スマホを渡すときのおすすめルール
はじめのルールは厳しめに、家族会議で決めることやアプリごとに制限時間を設けられるスクリーンタイム機能の使用も盛り込みましょう!
<スマホ本体について>


- スマホは親がお金を払って契約している「親のもの」を前提に考える
- 親子で「親のスマホを子どもに貸しています」という共通認識を持つ
<使用場所>


- リビングでのみ使用・充電できる
- リビングでも食事中の使用は禁止する
<使用時間>


- 1日1時間以内で使用できる
- 登校前は連絡の確認のみ使用できる
- 帰宅後は宿題などやるべきことを済ませてから、20時まで使用できる
<LINE>


- 連絡があるときのみ使用できる
- 親が見せてと言ったときはいつでも見せる(いつでも親に見せられる言葉を使う)
- 写真や動画は送信しない
- 知らない人とつながらない
<アプリ>


- 目的以外の不要なSNS、ゲームを入れない
- iPhoneの「スクリーンタイム」やAndroidの「デジタルウェルビーイング」を活用し、アプリごとの使用時間を制限する
- フィルタリングアプリを入れて、子どもの年齢に応じた制限をかける
<定期確認>


- 毎週、家族会議でスマホ使用時間や使用アプリ、機能の割合を確認する
<ルールを守れなかった時の対応>


- 3日間、親に返却する
<再びスマホを貸すときの基準>


- 規則正しい生活を送れている
- 何の約束を守れなかったのか、次は守れるように何に気をつけるのかを話す
<ルールを変えるとき>


- 変える理由を確認して家族会議で決める
お子さんのスマホ導入を機に、親自身もスマホの使い方を振り返るきっかけにできるといいですね。



お子さんのルールだけが厳しいと、「大人はずるい!」と子どもの不満につながってしまいます。
大人も一緒に!上手なスマホ活用術
東北大学応用認知神経科学センターの榊 浩平(さかき こうへい)助教はさまざまなYouTube動画の中で「目的を明確にしたスマホの使い方」を提案しています。
- ホーム画面のアイコンを減らし、目的以外の機能を開きにくくする
- スマホ以外でできることにはスマホを使わない
- 覚えなくていいこと(天気や乗換案内など)を調べるときにスマホを使う
- 動画、SNSの流し見など受け身な使い方を避け、情報検索など能動的にスマホを使う
スマホと紙の辞書を使った、言葉を調べる実験ではスマホで調べているときよりも、紙の辞書で調べているときの方が脳の活動が高いことが分かっています。
これは、「グーグル効果」「デジタル性健忘」とも言われ、ネットで手軽に得られる情報は記憶に残りにくいのです。
記憶する必要のない情報収集なら、スマホを使ったほうがいい。
子どもの学習のように記憶にとどめるなら、紙を使った学習が有効。
流れてくる動画やSNSを目的なく見る受け身の使い方よりも、目的を持って検索するなどスマホを能動的に使う方が脳への影響が少ないというデータもあります。



スマホに使われるのではなく、目的をもって使う側になることが大切ですね!
\スマホを持たせる前に必見の一冊/


まとめ


- 中学生のスマホ所持率は約9割で、持ってない子は圧倒的に少ない
- スマホを持ってないことで友達の輪に入りにくくなったり、からかわれたりするデメリットがある
- 中学生の平均利用時間は5時間2分と長時間に及び、依存症が懸念される
- スマホの長時間使用のリスクは、学力の低下や脳(前頭前野)の成長阻害、睡眠不足、運動不足、視力低下など多岐にわたる
- 中学生のLINEでのよくあるトラブルには仲間外れや既読無視、夜遅くまで続くやり取りがある
- スマホを持たせる前の家族でのルール作りのほか、悪影響の出にくい活用術が重要
- 覚える必要のない情報収集はスマホ、知識の記憶は紙を使ったアナログ学習が効率良し
- スマホは道具!目的をもって能動的に使おう
中学生のスマホ所持率が約9割に及ぶ中で、スマホを持ってないデメリットの強さも増し、無視できなくなっています。
一方で、中学生のインターネット平均利用時間が5時間2分という長時間に及び、脳への悪影響、LINEトラブルなどのリスクへの対策も不可欠です。
ルール作り、スマホの活用方法を家族で話し合うことで、スマホを持たないデメリットも、スマホの長時間使用によるリスクも軽減して、賢く使いこなしたいですね。
スマホはあくまで「道具」です。生活を豊かにしてくれる有用なツールにしましょう。
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