3歳女の子ママ七五三ってみんな秋にやっているけど、春にやるのはダメなの?
そんなふうに感じて迷っているママも多いのではないでしょうか。
本来、七五三といえば11月15日前後に行う行事として知られていますが、最近では、暖かく穏やかな気候の中でお祝いする「春の七五三」を選ぶご家庭も少しずつ増えています。



実は春の七五三にはメリットがいっぱい!
春は桜や新緑が美しい季節。ロケーションフォトにもぴったりで、混雑を避けながら家族みんながのんびり過ごせるのも魅力です。
この記事では、七五三を春にやるメリットや注意点について解説します。また、春にぴったりの撮影ロケーションもご紹介していきます。
- 七五三を春にやるメリット6点
- 七五三を春にやる際の注意点4点
- 春ならではのおすすめ撮影シーン
「周りと時期が違っても大丈夫」と不安なあなたも、読み終えるころには安心して春にやる七五三を迎えられるはずです。
七五三を春にやるメリット6選


実は春にやる七五三にはメリットがたくさんあるんです!
- 暖かく穏やかな気候で子どもが快適に過ごせる
- 忙しいシーズンを避け家族の予定を合わせやすい
- 桜や新緑など春ならではのロケーションが美しい
- 神社や写真スタジオが空いていて予約がスムーズ
- オフシーズン割引や特典が使えることも!
- 早生まれの子なら満年齢でちょうど良いタイミングに
「七五三=秋」というイメージが強い中、なぜ春に七五三をやる家庭が増えているのでしょうか。
それは、家族の都合やお子さんの成長に合わせて、時期をずらして行う家庭が増えているからです。ママの妊娠出産など、体調面から秋の参拝が難しいといったケースもあると思います。
ここでは春にやる七五三のメリットについて具体的に紹介していきます。
①暖かく穏やかな気候で子どもが快適に過ごせる
秋は気温が低く風も冷たい日が多い季節です。慣れない着物で長時間外にいると、寒くてぐずってしまう子も少なくありません。
春は気温がちょうどよく、厚着をしなくても快適に過ごせるため、撮影やお参りもスムーズです。
少しずつ空気がやわらかくなり、「これから暖かくなっていくんだな」と心がふわっと軽く感じる春。
春の七五三はそんな優しい季節の流れに寄り添いながら、子どもの成長をあたたかく見守る時間になることでしょう。
②忙しいシーズンを避け家族の予定を合わせやすい
秋は学校行事や行楽シーズンで予定が重なりがちです。



運動会に遠足!!ゆっくりお祝いしたいのに、予定が詰まってバタバタ…
また、11月の神社や写真館は非常に混み合い、希望の日程が取れないことも珍しくありません。
春は、学校行事もあまりなく、春休みやゴールデンウィークなど家族の予定を合わせやすい時期です。
おじいちゃんおばあちゃんも参加しやすいのが魅力です。
「秋は下の子の出産が重なって大変だったけど、春に改めてお祝いできた」というママも。家族全員が無理せず参加できる。それも春の七五三の良さです。
③桜や新緑など春ならではのロケーションが美しい
春にやる七五三最大の魅力は、なんといってもその時期の風景の美しさです。
淡い桜色や柔らかな新緑が、子どもの晴れ姿をいっそう引き立ててくれます。
桜の下で撮る家族写真は、まるで絵はがきのよう。自然光に包まれて、ふんわりとした優しい雰囲気の写真が残せるでしょう。
また、新緑の中での撮影もおすすめです。新芽の明るい緑が、着物の色を鮮やかに引き立ててくれます。
実際に春の七五三でこんなに素敵な写真を撮られているご家族もいらっしゃいます。
④神社や写真スタジオが空いていて予約がスムーズ
秋の七五三シーズンはどこも混雑しており、「希望の日程が取れない」「着物がすぐに埋まる」といった悩みがつきものです。
春に行えば、神社も写真スタジオも比較的空いており、希望の日時を取りやすいのが大きなメリットです。
写真スタジオや神社でも「春の七五三プラン」として案内しているところが増えています。
⑤オフシーズン割引や特典が使えることも!
スタジオでの撮影を考えている場合、春は繁忙期を外れるため、スタジオによってはオフシーズン割引や特別プランを用意していることもあります。
衣装レンタル料や撮影料が秋よりお得になるケースもあり、予算を抑えて撮影をしたいご家庭には嬉しいポイントです。
例年、2月頃から各スタジオでキャンペーン情報が公開になるので、その時期にHPをチェックしてみると良いでしょう。
写真館によっては「春撮影+秋お参りプラン」などを用意しているところもあり、子ども写真スタジオとして定番の「スタジオアリス」では以下のようなプランを用意しています。


撮影とお参りを別日に分けて行える便利なサービス。
撮影時に10,000円(税込)以上の商品を購入すると、別日の参拝時に着物をお得に借りられるプランです。※1
3~5月に撮影すると別日の着物レンタル料金が大変お得になり、平日なら3,300円(税込)で借りることができます。(着付け·ヘアセット·小物含む)※2※3
年間を通じて、全国どこのスタジオアリスでもレンタルすることができます。
- 1 「七五三撮影(税込49,280~)」または「Birthday七五三プラン(税込54,780円)」を利用し、10,000円(税込)以上購入した方が対象
- 2 着物レンタルのみを利用する場合は通常30,800円(税込)となるため、撮影とセットにしたほうがお得
- 3 お参り日より後に撮影する場合は、レンタル料金が通常価格の30,800円(税込)になるので注意が必要
\スタジオアリスの七五三情報をチェックしておこう!/
⑥早生まれの子なら満年齢でちょうど良いタイミングに
早生まれのお子さんの場合、秋はまだ年齢的に早すぎると感じる可能性があります。着物で長時間過ごすのが難しかったり、本人の理解や落ち着きが追いつかないこともあるでしょう。
その点、翌年春に行えば満年齢でちょうど良いタイミングになりやすく、子ども自身が落ち着いてお祝いに臨めるのが大きなメリットです。
「満年齢」とは、誕生日を迎えて実際にその年齢になったタイミングのことです。
「秋はまだ幼すぎるかも…」と感じたら、春の七五三を選ぶことで、その子らしい節目を家族が無理なく祝える素敵な時間になるでしょう。
七五三を春にやる注意したいポイント4選!


春にやる七五三には魅力がたくさんありますが、事前に確認しておきたいポイントもあります。
ここでは、スムーズに進めるための注意点をまとめました。
- ①神社での祈祷受付時期を確認しておく
- ②桜の開花状況に注意する
- ③気温や花粉対策を意識して準備する
- ④周囲との時期の違いをどう受け止めるか
春の七五三は、秋とは違った準備の工夫や気づかいが必要になりますが、焦らず一歩ずつ進めていけば、きっと心に残る特別な一日になります。
それでは、注意点について1つずつ詳しく解説していきます。
①神社での祈祷受付時期を確認しておく
七五三を春にやる人は増えてきていますが、すべての神社が春に対応しているわけではありません。
お参りする神社が決まっているなら、春でも七五三の祈祷をしてもらえるか、早めに確認しておくことが重要です。
また、境内での撮影が可能かどうか、カメラマン同行の可否や撮影できる場所の制限も、神社によってルールが異なります。
「せっかく桜の下で撮影したいと思っていたのに、撮影NGだった」ということがないよう、公式サイトや電話での確認を忘れずにしておきましょう。
\春の神社には売ってないかも!?撮影の小物として用意しておくと安心/
②桜の開花状況に注意する
桜のロケーション撮影を希望する場合は、開花の時期に合わせた予約が必要です。
桜の開花時期は短く、タイミングを合わせるのは難しいですが、その分特別感のある写真を残すことができます。
| 満開時期の目安 | 地域 |
|---|---|
| 2月上旬~中旬 | 沖縄 |
| 3月下旬~4月上旬 | 九州、四国、中国、関西、東海、関東 |
| 4月上旬~中旬 | 甲信越、北陸 |
| 4月中旬~5月上旬 | 東北 |
| 4月下旬〜5月中旬 | 北海道 |
例えばソメイヨシノは開花から満開までが約1週間、満開から散るまでが1週間程度と短めです。
私も子どもの小学校入学に合わせて桜のロケーションフォトを撮ってもらったことがありますが、なかなか時期が読めずスケジュールを合わせるのが難しかった経験があります。
その年の気候などにより開花予測がずれることもあるため、桜が咲いていなくても写真映えするスポットをチェックしておくと安心です。
もし桜の時期と合わなくても、新緑の時期には若葉の緑に着物の色がよく映えます。写真も爽やかでナチュラルな雰囲気に仕上がり素敵ですよ。
③気温や花粉対策を意識して準備する
春は日中暖かくても、まだまだ朝晩は冷え込むことがあります。また、花粉症のあるママパパは、外での長時間滞在に注意が必要です。
朝早くあるいは夕方以降のお出かけを検討している場合は、お子さんにさっとかけてあげられるようなストールなどを持っておくと安心です。
また、花粉で目や鼻がムズムズしてしまうと、撮影に集中できなくなってしまいます。花粉症のあるママパパは、マスクやメガネの着用をどうするかも事前に考えておきましょう。
\マスクができない時のおすすめ品/
④周囲との時期の違いをどう受け止めるか
「七五三は秋にやるもの」という認識を持つ人もまだ多く、おじいちゃんおばあちゃんからの反応に不安を感じる可能性があります。



七五三といえば秋なのに、どうして春に?
そんなときは、「忙しい時期を避けてゆったりお祝いしたい」「桜の季節に思い出を残したい」など、自分たちの考えや春ならではの魅力やメリットをしっかり話して理解してもらいましょう。
きっと家族の理解も得られ、納得してもらえることで迷いや不安が減り、「うちのペースで祝っていいんだ」と前向きな気持ちで準備を進められるはずです。
大切なのは、家族が納得して笑顔でお祝いすることです。その気持ちがあれば、七五三の時期に「正解」はありません。
撮影は春にしてお参りは改めて秋に
「春に写真を撮りたいけど、やっぱりお参りは秋がいいのかな…」と迷ってしまいますよね。
その場合、「撮影は春に、お参りは改めて秋に」といった柔軟なスタイルを選ぶのもひとつの方法です。
春にロケーションフォトを楽しみ、秋に改めて神社でご祈祷を受けるという風に別日にわけることで、どちらの良さも取り入れたお祝いができますし、お子さんの負担も軽くすることができます。



家族の気持ちに寄り添いながら、自分たちらしい形を探していくことが何より大切!
七五三を春にやるなら撮影のおすすめロケーション


七五三を春にやる最大の魅力は、秋の紅葉とは一味違った「特別な写真」を残せることにあります。
混雑を避けられるだけでなく、日本の美しい春の風景を背景に、お子さんの晴れ姿を写真に残すことができるのです。
秋の七五三では赤や橙の落ち着いた風景が定番ですが、春は桜や新緑、菜の花など、明るく色とりどりの自然が背景になります。



写真全体がふんわりと明るく、優しい雰囲気に!!
春の七五三だからこそ実現できるロケーションフォトをご紹介します。
\作って楽しい、もらって嬉しい可愛いアルバム/
桜と共にお祝い!春だから叶う華やかフォト
春の七五三のハイライトといえば、なんといっても桜との共演です。
桜の開花時期は短く、タイミングを合わせるのは難しいですが、その分特別感のある写真を残すことができます。
淡いピンクの桜を背景に撮る着物の写真は、写真全体が柔らかな印象になります。桜が満開の時期を少し過ぎた桜吹雪の瞬間もねらい目です。
この一瞬をカメラマンに切り取ってもらえれば、まるで映画のワンシーンのようなドラマチックな写真になりそうですね。
実際にフォトグラファーさんも、春の七五三撮影をおすすめしています。
新緑の時期を狙うさわやかフォト
春の終わり、初夏を迎えるまでの新緑の時期も、七五三ロケーションフォトにおすすめです。
時期はだいたい4月下旬~6月上旬。日差しが強すぎず、葉からこぼれる光が美しい時期です。
鮮やかな若葉の新緑は、着物の色を濁らせることなく鮮明に引き立ててくれます。
七五三の「子どもの健やかな成長を願う」というテーマにもぴったり合致する、縁起の良いアイデアです。
菜の花やチューリップで彩る春のカラフルフォト
春にやる七五三の撮影では、桜や新緑だけでなく、菜の花やチューリップを背景にしたロケーションもおすすめです。
菜の花やチューリップの撮影スポットは、広々とした公園や農園が多く、混雑を避けてゆったり撮影できるのも魅力です。



色とりどりの花々の中、着物姿でお子さんが走り回る様子は、まるで絵本の世界のよう♪
春にやる七五三は、混雑を避けられる快適さに加え、このように美しい風景を写真に残せるという大きな魅力があります。
まとめ


- 近年、家族の予定やお子さんの成長に合わせて七五三の時期を柔軟に選ぶ家庭が増え、春にやる「春の七五三」が少しずつ広がっている
- 春の七五三が選ばれている理由は「忙しい秋を避けて暖かい季節にゆったりとお祝いしたい」「ママの出産のタイミングを避けて」「早生まれの子の成長に合わせて」など理由はさまざま
- 春にやるメリットは①気候が穏やか②家族の予定が合いやすい③春の風景が写真映えする④神社やスタジオの予約が取りやすい⑤早割りなど費用を抑えられる⑥早生まれの子にぴったり
- 注意すべきことは①神社への事前確認をする②桜撮影を狙うなら開花予測をチェック③花粉や寒暖差への対策も忘れずに④家族の理解を得ておくこと
- 「春にロケーションフォトを撮って、秋に改めて参拝する」と別けて行う方法もある
- 3~4月は桜と共に華やかな写真が、4~6月は新緑の光に包まれた爽やかな写真が、そのほかにも菜の花やチューリップなど、春ならではの撮影を楽しめる
七五三は日本の伝統行事なので「こうしなきゃ」と思いがちな行事ですが、実はもっと自由で、家族のペースに合わせてやっていいものになってきています。
周りと時期が違っても構いません。家族が心から笑顔でいられる日を選ぶことが、なによりも素敵な「わが家の七五三」です。
春の七五三は、そんな柔らかさと心地よさを感じられる選択肢です。
実はこの記事を書きながら、私自身も「春にやる七五三って、なんて素敵なんだろう」と心が動かされました。
桜や新緑に包まれて、家族でゆったりと過ごす時間。それは、ただの行事ではなく、子どもの成長をやさしく見つめ直す、かけがえのないひとときになるはずです。
「うちも春にやってみようかな」「安心して春の七五三をやってみよう」そんなふうに思ってくださったら、とても嬉しいです。












コメント