3歳頃になると、これまで問題なく通っていたのに「保育園行きたくない…」と急に嫌がることがあります。
私私も3歳児の母です。朝の支度が進まず、急に嫌がって玄関から動けなくなる姿を見ると、親としては心配になりますよね。
3歳が保育園を急に嫌がるときは、まず気持ちを受け止めて安心できる声をかけましょう。「ママがちゃんとお迎えに行くよ」など見通しを示す言葉は大きな支えとなり、次の行動にもつながります。
さらに、行き渋りが起こる背景を知ることで、子どもの気持ちに寄り添いながら対応できるようになりますよ。
- 3歳が保育園を急に嫌がるときの対処法
- 3歳の保育園行き渋りを乗り切る方法を紹介
- 3歳の保育園での友達関係のよくある悩みと対処法
朝の時間を少しでも穏やかに、そして子どもが自分のペースで保育園生活に戻れるよう、役立つヒントをまとめました。
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3歳が保育園を急に嫌がるとき対処法は声かけと仕掛け!


今まで問題なく保育園に通っていた3歳の子供が、急に嫌がる行動にでたら、心配したり焦ったり、イライラしまいますよね。
- うまくいった声かけ5選
- 逆に悪化してしまうNGな声かけTOP5
- 家から出たくなる仕掛け7選
3歳が保育園を急に嫌がっても、子どもの不安を受け止めつつ、安心できる声かけや、スムーズに動ける朝の工夫が効果的です。
無理やり引き離すのではなく、子どもが「自分で行けた」と感じられる小さな成功体験を作ることで、徐々に落ち着いていきます。



子どもが何に困っているのかを一緒に探り、安心できる声かけや環境を整えることが大切ですよ。
それでは、今すぐうまくいった声かけ5選からご紹介します。
うまくいった声かけ5選


保育園へ急に嫌がる行動が少しずつ改善したご家庭には、共通して子どもの不安をやわらげ、安心感を与える声かけがあります。
- 「ママは必ず迎えに行くよ」宣言
- 「今日は○○先生に会えるね」今日の楽しみを一緒に見つける
- 「帰ったらおやつ食べようね」帰宅後のごほうび計画を伝える
- 「今日は○○ができたね!」小さな習慣で自信を積み上げる
- 「くまさんも応援してるよ!」お気に入りの物を応援係に
たとえば、「ママはちゃんと迎えに行くよ」「今日は○○先生に会えるね」など、先の見通しを示す言葉は、3歳の子どもにとって大きな支えになります。



私の娘はシールが好きで、毎朝、ご褒美シールを貼る習慣を取り入れたら、自分から靴を履きはじめるようになりました。



私の家庭では、お気に入りのぬいぐるみを応援係にしたことで、安心して保育園に向かえるようになりましたよ。
大切なのは、子どもが「自分でできた」という達成感を積み重ねられるようにすることです。
小さな成功体験が増えるほど、行き渋りは自然と落ち着いていきます。
一つずつ、うまくいった声かけとその理由を紹介します。
①「ママは必ず迎えに行くよ」宣言





ママは必ず迎えに来てくれるんだ!と伝わることで、子どもは心の中に温かい安心感を持って一日を過ごせます。
3歳は母子分離不安が出やすい時期です。
「ママは必ず迎えに行くよ」と繰り返し伝えるだけで、子どもの不安は大きく下がります。
安心の約束を言葉にすることで、保育園に行く勇気が育ちます。
②「今日は○○先生に会えるね」今日の楽しみを一緒に見つける


保育園での小さな楽しみを伝えると、気持ちが前向きに切り替わります。
「今日は○○先生に会えるね」「今日は何の絵本読むかな?」などが具体例です。
子どもの意識が行きたくないからちょっと楽しみへ移りやすくなります。



ママと一緒に見つけた楽しみだから頑張れる!と、子どもの心に前向きな気持ちがぽっと灯りますよ。
③「帰ったらおやつ食べようね」帰宅後のごほうび計画を伝える


帰宅後の見通しを示すと安心感が増します。
「帰ったらおやつ食べようね」「公園に寄ろうか?」などが具体例です。
先に楽しい未来が見えることで、今の不安が軽くなり一歩を踏み出しやすくなります。



がんばった後に楽しいことが待ってるんだ!と、子どもの心にほっとした明るさが生まれますよ。
④「今日は○○ができたね!」小さな習慣で自信を積み上げる


目に見える形で成長を記録する方法は効果的です。
「今日は○○ができたね!」「○○もやれたの⁉すごいね!」など、子どもが行動して「できた!」ことを記録することで、子ども自身も実感しやすく、次の日も自分から動きやすくなります。
繰り返すほど行動が定着し、外出前のぐずりが減りやすくなります。



私の家では、ご褒美シールやできたねカードを工夫して使っていますよ!
⑤「くまさんも応援してるよ!」お気に入りの物を応援係に


ぬいぐるみやお気に入りのおもちゃを「応援係」にすると、子どもの心が落ち着きます。
「くまさんも応援してるよ!」と伝えるだけで、安心感が増え、自分から保育園へ向かう力につながるのです。
いつも一緒の存在があることで、環境の変化にも気持ちがブレにくくなります。



大丈夫だよ!と背中を押してくれる存在がいるだけで、子どもは小さな勇気をしっかり持てるようになりますよ。
返って悪化してしまうNGな声かけTOP5


- 「早くしなさい!」焦らせる言葉
- 「泣かないの!」否定する言葉
- 「お友達に笑われるよ!」他人を基準にした言葉
- 「なんで行きたくないの?」問い詰める言葉
- 「先生に怒られるよ!」叱られる恐怖の言葉
否定的な言葉や脅すような声かけは、子どもの不安をさらに大きくし、急に嫌がるようになった状況が長引いたり悪化させたりする原因になります。
3歳は自分の気持ちを言葉にするのがまだ難しく、理由を聞かれても説明できないことが多いものです。



朝は焦りやイライラから、思わず強い言葉を使ってしまいがちですよね。
だからこそ、「どうして行かないの?」と責めるように問い詰めるのは逆効果です。
まずは子どもの感情を受け止め、「大丈夫だよ」「ゆっくりでいいよ」と安心できる声かけに変えることが大切です。
以下では、行き渋りが悪化しやすいNGな声かけを5つ挙げ、それぞれを避ける理由と対処のポイントを紹介します。
①「早くしなさい!」焦らせる言葉


焦らせる言葉は、子どもの不安を一気に高めてしまいます。
「まず靴をはこうか」など、行動を具体的に示すほうがスムーズに進みます。
3歳は気持ちの切り替えが苦手で、焦るほど動けなくなることも多いものです。



3歳の娘は、安心できた瞬間に前向きに行動し始めますよ!
②「泣かないの!」否定する言葉


泣くことを否定されると、「泣いちゃダメ」というプレッシャーで気持ちがさらに不安定になります。
涙は気持ちを整える大切なサインです。
「泣きたいくらい嫌だったんだね」と感情を受け止める声かけが効果的です。



気持ちを受け止めてもらえると、子どもは安心してまた前に進もうとする力がわいてきます。
③「お友達に笑われるよ!」他人を基準にした言葉


他人を基準にした言葉は、子どもの自己肯定感を下げ、不安や緊張を強めます。
急に嫌がった子どもの根本原因は気持ちの不安なので、比較は逆効果です。
子どもが安心できる言葉に切り替えることで、気持ちが落ち着き行動につながりやすくなります。



大丈夫、ママは味方だよ!と安心感を与える言葉に置き換えましょう。
④「なんで行きたくないの?」問い詰める言葉


理由を強く問い詰められると、答えられない子はますます不安になります。
3歳は気持ちを言語化するのが難しい時期です。
「イヤだったんだね」と気持ちを代弁し、落ち着いてから次の行動に誘うほうが安心して動けます。



大人も子どもも気持ちを理解してもらえると嬉しいですよね。共感するのって大切です。
⑤「先生に怒られるよ!」叱られる恐怖の言葉


叱られる恐怖を利用した声かけは、保育園そのものへの拒否感を増やします。
先生は味方であるべき存在です。
怖いイメージを植えつけると登園がさらに困難になります。



先生も待ってるよ!と安全な存在として伝えましょう。
家から出たくなる仕掛け7選


- 玄関にお気に入りを置く
- 外に出たら最初に楽しいことを用意
- 朝のルーティンに音を取り入れる
- 外でのミッションを1つ伝える
- 親の気持ちを明るく伝える
- 今日の持ち物チェック係を子どもに任せる
- 玄関にお出かけステッカーを貼る
保育園へ行く直前に急に嫌がる、なかなか家から出たがらないのは、家が安心できて心地よい場所だからこそ起きる自然な姿です。



大人でも、今日は家から出たくないな、ゆっくりしたいな、という日がありますよね!
だからこそ、無理に急かすよりも「外に行くとちょっとワクワクする」仕掛けを日常に散りばめることが効果的です。
視覚・聴覚・身体感覚に働きかける刺激をほんの少し足すだけで、気持ちが自然と外へ向きやすくなります。
たとえば、お気に入りのアイテムを玄関に置く、外での小さな楽しみを約束する、朝のルーティンを明るい雰囲気に整えるなど、親子で前向きに動ける工夫が大切です。
「外に出る=イヤな時間」ではなく、「ちょっと楽しみな時間」に変えることが、スムーズな外出につながります。
以下では、家から出たくなる仕掛け7選を紹介します。
①玄関にお気に入りを置く
玄関に靴・帽子・キャラものバッグなど、子どもが好きなアイテムを置いておくと「触りたい」「使いたい」という気持ちが外出のきっかけになります。
視覚的なワクワクが行動のスイッチになりやすいです。
さらに、自分で靴を選ぶ体験が自分でできたという成功体験につながります。



これを持ってお出かけしたい!という気持ちが生まれると、親子で出発する時間がぐっと楽になりますよ!
②外に出たら最初に楽しいことを用意


玄関を出たらすぐできる小さな楽しみ(石探し・落ち葉拾いなど)があると、「外=楽しみ」が定着します。
出発のハードルが大きく下がって、出かけやすくなるのでおすすめです。



雨上がりの日は、水溜まり探しに夢中になるので、出発時間を早めています。
「楽しそう!」という気持ちが自然に湧くので、自分から一歩を踏み出しやすくなるんです。
③朝のルーティンに音を取り入れる
お気に入りの音楽を流すと気持ちがリズムに乗りやすく、支度や外出のテンポが自然と上がります。
言葉で急かすより、音の力で前向きな空気をつくれます。
音楽は気持ちの切り替えを助け、朝の準備がスムーズに進みやすくなります。



できた!という小さな成功が積み重なるほど、親子の朝がもっと楽になりますよ。
④外でのミッションを1つ伝える
「赤い車を見つけよう!」「きれいなお花が咲いてるか探してみよう!」など小さな目的を決めると、子どもの探求心が刺激され、外に出る意欲が高まります。



3歳の娘には、子ども用の双眼鏡を持たせて、遠くに何があるのか教えてもらっています!
ゲーム感覚で嫌がりが和らぎます。
目的があることで、やらされているから自分でやっているに変わり、前向きに動けるようになります。
⑤親の気持ちを明るく伝える
「一緒に行けて嬉しいな」と前向きに笑顔で話しかけると、子どもは安心し、外に出るストレスが軽減します。
親の表情や声色は大きな心理的スイッチです。
安心できる雰囲気が生まれることで、子どもは気持ちを切り替えやすくなり、自分から動けるようになります。



大好きなママやパパと一緒なら大丈夫!という温かい気持ちが子どもの背中をやさしく押してくれますよ。
⑥今日の持ち物チェック係を子どもに任せる
「水筒よし!」「帽子よし!」「お着換え袋よし!」など、子どもがチェック係になる仕組みです。
役割を持つと主体性が生まれ、「行かなきゃ」ではなく「行く準備をする自分」に気持ちが向きます。
自分で準備ができると達成感が生まれ、次の行動へスムーズにつながります。



娘は、何でも自分でやりたい時期です。チェック係は前向きに取り組んでくれるので、忘れ物も減らせて一石二鳥です!
⑦玄関にお出かけステッカーを貼る
外に出られた日は玄関ボードに1つシールを貼る方式です。
視覚的な達成感が積み重なり、「今日も貼りたい」という気持ちが自然と外出行動を促します。
行動と結果が結びつくことで、子ども自身がやろうと思える動機づけになるのです。



3歳の娘はとにかくシールが大好きなので、シールが貼りたくて玄関まで来てくれますよ。
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3歳の保育園行き渋りの理由TOP3には睡眠不足も


3歳は感情の起伏が大きく、自分の気持ちをうまく言葉にできないため、保育園の行き渋りが起こりやすい時期です。
- 保育園で嫌なことや苦手なことがある
- 家族と離れるのが嫌(母子分離不安)
- 生活リズムの乱れで朝起きるのが辛い
保育園を行き渋り始めた3歳には、理由を急かさず受け止め、普段から自分でできた成功体験を積ませることがポイントです。
たとえば保育園で苦手なことが増えたり、友達関係での戸惑いがあったり、家族と離れることへの不安が強くなる場合もあります。
また、生活リズムの乱れや睡眠不足など、身体の状態が整っていないことで登園がつらくなるケースも少なくありません。
無理に頑張らせる必要はなく、安心できる習慣を積み重ねることで、自然と行き渋りが落ち着いていくことが多いです。



行き渋りはわがままではなく、助けてのサインと考えることが大切ですよ。
①保育園で嫌なことや苦手なことがある?


3歳になると活動の幅が広がり、運動や制作、集団遊びなど「自分の得意・不得意」がはっきりしてきます。
保育園活動の中で苦手なことがあると、子どもは「行きたくない」という急に嫌がる気持ちを強めやすいものです。
また、先生に注意された経験や、トイレや着替えが思うようにできなかった経験が引っかかっている場合もあります。
子どもはまだ自分の気持ちを整理して説明することが難しく、原因が言葉にならないまま「嫌だ」という形で表れやすいのです。
家庭では、「何がイヤだったの?」と問い詰めるより、明るい口調で聞くことが大切です。



今日は保育園で何か楽しかったことあった?
明るい雰囲気のほうが、子どもは気持ちを話しやすくなりますよ。
保育園の先生に様子を聞くことで、子どもの苦手ポイントが明確になることもあります。
②家族と離れるのが嫌?母子分離不安とは?


3歳頃は自我が育ち、同時に家族と離れる不安が強くなる「母子分離不安」が現れやすい時期です。
特に環境変化や季節の変わり目、保育園での行事が続いたあとなど、子どもの心が疲れやすい時期に起こりやすい傾向があります。
母子分離不安は「ママと離れたくない」「ずっと一緒にいたい」という愛着の表れで、成長過程の一つといえます。



親としては正直、焦りや心配が出ますよね。ただ、子どもにとっては自然な反応のようです。
登園前にハグやスキンシップを増やしたり、「迎えに行くからね」と安心できる言葉を繰り返すことで落ち着いていくことがあります。
また、園での過ごし方を先生と共有し、子どもの安心感が保たれるよう連携して支えることが大切です。
③生活リズムの乱れで朝起きるのが辛い


保育園を急に嫌がる背景には、実は「眠い」「疲れている」という身体的な理由が隠れていることも多くあります。
3歳は成長が活発で、十分な睡眠が取れていないと朝起きるのがつらくなり、結果として「行きたくない」と急に嫌がることに結びつきがちです。
また、朝は抱っこやスキンシップでゆっくり体を目覚めさせるとスムーズに動きやすくなります。
身体の調子が整うと、保育園への抵抗感が自然と和らいでいくことも多いです。



私の娘は8時頃寝付くと、体の調子が良いみたいで、保育園への行き渋りがほとんどありません。
3歳の理想的な就寝時間
3歳の理想的な就寝時間は19~20時頃が目安です。
幼児はまだ体内リズムが未発達なため、早めの入眠で心身の成長を支える深い睡眠をしっかり確保することが重要です。
特に成長ホルモンが多く分泌されるのは入眠後すぐの深い睡眠とされ、夜更かしするとこのタイミングを逃してしまいます。
日中の集中力や機嫌にも影響が出やすく、早寝は情緒の安定にもつながります。



私の娘は、どうしても寝れなくて夜更かししてしまった時に癇癪を起すことがありました。
朝は7時頃に自然に目覚められるリズムをつくることで、生活習慣も整いやすくなります。
3歳が眠れないときの親の対応
3歳がどうしても寝付けない夜は、寝かせようとするより安心させることが最も効果的な対応です。
安心できる環境と穏やかな関わりを積み重ねることで、結果的に入眠時間が短くなり、リズムが整いやすくなります。



大丈夫だよ、と寄り添う関わりは、子どもの不安を和らげます。焦らず、寝かしつけ頑張りましょうね!
具体策を表にまとめましたので、できそうなところから取り入れてみましょう。
| 対応 | 目的 | ポイント |
|---|---|---|
| 優しく声を かける | 不安を落ち着かせる | 「眠たくなったら一緒に寝ようね」など 安心が伝わる言葉を添える。 |
| 明かりと環境を 整える | 刺激を減らす | 部屋を少し暗くし、テレビやスマホの光は オフする。 |
| 背中トントン・ 添い寝 | 身体的な安心感 | 一定のリズムでゆっくりトントンする。 無理に寝かせようとしない。 |
| 水を一口 飲ませる | 気持ちの切り替え | 少しだけ飲ませる。寝る前のルーティンに 戻すきっかけになる。 |
| 静かに絵本を 読む | リラックスへ導く | 興奮しない穏やかな絵本を読み聞かせる。 読む声もゆっくりにする。 |
| しばらく横で 待つ | 入眠のプレッシャーを減らす | 「寝なきゃダメ」は逆効果。 安心して眠くなるのを待つ。 |
| 昼間の活動を 見直す | 生活リズムを整える | 昼寝が長すぎないか、体力が余っていないか チェックする。 |
無理に布団に縛りつけるより、「安心できる時間」を積み重ねる方が、結果的に寝つきがスムーズになります。
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3歳の保育園での友達関係の悩みTOP3と対処法


- クラス替えで仲が良かった友達と離れてしまった
- おもちゃの取り合い!友達との遊び方に悩む
- 友達の輪に入れない!友達とうまく遊べない
3歳は友達との関わりが増えてトラブルも起きやすい時期ですが、無理に解決させるより気持ちを代弁して安心させることが大切です。
おもちゃの取り合い、思い通りにいかない場面、クラス替えによる環境変化など、子どもにとっては大きなストレスになることもあります。
友達付き合いの悩みは成長の一部であり、本人が試行錯誤しながら社会性を育てている段階です。
保育園の先生に状況を共有しながら、子どもが安心して友達関係を築けるようサポートしていきましょう。
①クラス替えで仲が良かった友達と離れてしまった


クラス替えは大人が思う以上に3歳の子どもにとって大きな変化です。



特に保育園児は、仲の良いお友達と手をつないでお散歩したりしますから、クラスが離れるのは辛いですよね。
特に、仲の良い友達と別のクラスになった場合、環境への不安が高まり、保育園の登園を嫌がる原因になることがあります。
これまで一緒に遊んでいた安心感がなくなり、新しいクラスの雰囲気に慣れるまで時間がかかることも珍しくありません。
家庭では、「前のクラスのお友達にもまた会えるよ」と見通しを伝えたり、「新しいクラスにも優しい子がたくさんいるよ」と安心できる言葉をかけてあげましょう。
また、保育園側も慣れるまで配慮してくれることが多いので、子どもの様子を共有して相談することも大切です。
少しずつ環境になじむことで、自然と新しい友達との関係が育っていきます。
②おもちゃの取り合い!友達との遊び方に悩む


3歳はまだ「順番」「共有」などの概念が十分に育っておらず、おもちゃの取り合いはよくある光景です。
大人から見るとトラブルに見えますが、実はこれも社会性の発達に欠かせない経験です。
取り合いが起こったとき、子どもは自分の気持ちを表現しつつ、相手の気持ちを学ぶチャンスでもあります。
家庭では、まず気持ちを受け止め、そのうえで「どうやって順番にしようか? じゃんけんにする?」と一緒に考える姿勢が大切です。



保育園では先生が間に入りながら遊び方を教えていくので、ご家庭でも同じような声かけをすることで子どもは安心します。
経験を積むことで、友達との関わり方は少しずつ上手になっていきます。
③友達の輪に入れない!友達とうまく遊べない


3歳の中には、周りの遊びに入りたい気持ちはあるのに、一歩踏み出せず輪に入れない子もいます。
性格的に慎重なタイプや、初対面が苦手なタイプの子は、慣れるまで時間がかかるのは自然なことです。
また、言葉の発達がゆっくりだったり、遊びのルールが理解しにくかったりする場合もあります。
家庭では「無理に入らなくていいよ」と否定せず、「見てるだけでもいいね」と安心できる言葉をかけることが大切です。



慣れてくると、少しずつ自分から近づいていけるようになることが多いですのでご安心下さい。
保育園の先生と連携し、遊びに入るきっかけを作ってもらうことで、自信を持って友達と関わる姿が増えていきます。
3歳が保育園を嫌がるのは成長の現れ


実は、3歳頃に「保育園に行きたくない」と急に嫌がるのは、成長の一つのサインとも言えます。
この時期は自我がぐんと伸び、好き・嫌いをはっきり主張する力が育つタイミングです。
自分の気持ちを言葉で伝えられるようになり、家庭と園という世界の違いも理解し始めることで、戸惑いや不安を表に出せるようになります。
だからこそ、朝の登園で涙が出たり、抱っこを求めたりする姿は、心が順調に育っている証拠でもあるのです。
大切なのは「なんで嫌がるの?」と原因を探すより、「ここにいて大丈夫だよ」と安心を積み重ねていくことです。
短いスキンシップや、帰宅後にたっぷり甘えられる時間をつくるだけで、子どもの心は安定していきます。



3歳の娘は泣き虫で大変な時期ですが、安心するまでスキンシップをすると、笑顔の娘に戻りますよ。
嫌がる行動の裏には、成長と頑張りが必ず隠れています。
\ともだちのともだちはともだち!どんどん増える友だちを描いている絵本です/
まとめ


- 3歳が保育園を急に嫌がるときは、気持ちを受け止めて安心感を与え、見通しを示しながら少しずつ自分でできた体験を積ませることが最も効果的
- 保育園を急に嫌がり始めた3歳には、理由を急かさず受け止め、自分でできた成功体験を積ませることが対処のポイント
- 保育園活動の中で苦手なことがあると、子どもは「行きたくない」という急に嫌がる気持ちを強めやすくなる
- 3歳頃は自我が育ち、同時に家族と離れる不安が強くなる「母子分離不安」が現れやすい時期
- 保育園を急に嫌がる背景には、実は「眠い」「疲れている」という身体的な理由が隠れていることが多くある
- 3歳の保育園行き渋りを乗り切るためには、子どもの不安を受け止めつつ、安心できる声かけや、スムーズに動ける朝の工夫が効果的
- 否定的な言葉や脅すような声かけは、子どもの不安をさらに大きくし、行き渋りを悪化させる原因になる
- 行き渋りが少しずつ改善したご家庭には、共通して子どもの不安をやわらげ、安心感を与える声かけがある
3歳になると心も体も大きく成長する時期で、これまで平気だったのに保育園を急に嫌がることがあります。
友達関係や苦手な活動、母子分離不安、睡眠不足など理由は様々で、3歳本人も言葉にできず保育園を急に嫌がる形で表れることが多いです。
大切なのは無理に頑張らせるのではなく、気持ちを受け止め、安心できる声かけや朝の仕掛けを作ることです。
3歳は友達との関わりが深まる一方トラブルも増えるため、保育園で困っているときは「イヤだったね」と代弁するだけで心が落ち着きます。
保育園を急に嫌がるのは成長の一部で、経験を積むほど少しずつ乗り越えられますよ。











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