スポーツウェアが汗臭いとき洗濯洗剤は何使う?洗濯方法のコツと対策

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軽くて動きやすく、汗をかいてもすぐに吸収してくれるスポーツウェア。

部活をがんばっている子どもや、運動を習慣にしているママやパパにも使いやすいアイテムですよね。

しかし、スポーツウェアは普段の洗濯洗剤で洗っただけでは汗臭いにおいが落ちにくく、悩みの種になりがちです。

悩めるママ

ちゃんと洗濯洗剤で洗ったのに汗臭い…。なんでなの?

スポーツウェアの汗臭いにおいには、弱アルカリ性の洗濯洗剤・重曹・漂白剤・オキシクリーン・逆性石けん等の皮脂汚れや除菌に効果のある洗濯洗剤を選ぶと効果的です。

ここでは、家族のために家事をこなすママ・パパやスポーツを楽しむ皆さんに、おすすめの洗濯洗剤やぜひ取り入れてほしい方法をご紹介します!

この記事を読んでわかること
  • おすすめの洗濯洗剤と洗濯方法
  • スポーツウェアの汗臭いにおいが落ちないワケ
  • 汗臭さの原因になるNG行為や対策

洗濯のコツを知って毎日の家事を楽に、スムーズに。快適に運動を楽しみましょう!

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目次

スポーツウェアが汗臭い時に選ぶ洗濯洗剤

スポーツウェア 汗臭い 洗濯洗剤

スポーツウェアに付いてしまった汗臭いにおいは落ちにくく、なかなか手強いです。

まずは、スポーツウェアの皮脂汚れ落としや除菌に効果のある洗濯洗剤を選ぶことが基本です。

皮脂汚れや除菌に効果のある洗濯洗剤
  • 弱アルカリ性の洗濯洗剤
  • 重曹
  • 漂白剤
  • オキシクリーン
  • 逆性石けん

さらに洗濯方法を工夫することで、除菌・消臭効果を上げることができます。

それでは、スポーツウェアの汗臭いにおいに効果のある洗濯洗剤を見ていきましょう。

弱アルカリ性の洗濯洗剤

一般的な洗濯洗剤は、中性のものが多いです。中性洗剤のメリットは、汚れをよく落とすことと、繊維を傷つけにくいことです。

ところが、汗と皮脂は、どちらも酸性です。

酸性の汗や皮脂は、弱アルカリ性の洗剤で中和されるため、汗臭さを取ることができます。

このことから、一般的な中性洗剤よりも「弱アルカリ性」の洗剤を使用してみてください。

さらに、液体よりも「粉末タイプ」の方が洗浄力が高いです。

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重曹

重曹も弱アルカリ性なので、酸性の皮脂汚れを中和し落とす効果があります。

強い殺菌作用はありませんが、雑菌の増殖を抑える効果を期待できます。

重曹は他にも、汗ジミや黄ばみを落とす効果や消臭効果がある上、掃除にも使える万能アイテムです。

スーパーやドラッグストアなどで手に入りやすく、洗濯、掃除に使える万能アイテムなので、常備しておくと色んな所で活躍してくれます。

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漂白剤

汚れを落とすだけでは、すでに増えてしまった菌を取り除くことはできません。

そこで、除菌するために漂白剤を使う方法があります。

漂白剤にもいくつか種類がありますが「酸素系漂白剤」がおすすめです。

酸素系漂白剤は過酸化水素または過炭酸ナトリウムが水と反応して酸素の泡を発生させます。

その泡が汚れを落とし、除菌効果があります。

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オキシクリーン

しつこい汚れ落としに定番ともいえるオキシクリーン。

「オキシ漬け」のみならず「オキシかけ」「オキシ拭き」など、オキシクリーンを使った掃除方法が新たな単語になるほど広まりました。

成分としては酸素系漂白剤なので、同じように汗臭いにおいに効果があります。

すでにお持ちの方も多いでしょうから、まずはオキシクリーンを試すのもいいですね。

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逆性石けん

逆性石けんは通常の石けんではなく、洗浄力はありません。

逆性石けんが特徴的なのは、陽イオンの力で菌を破壊するところです。

除菌・消臭効果があるので、なかなか汗臭いにおいが落ちない時に使ってみてください。

薬局などで購入でき、希釈して使うタイプが多いです。

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スポーツウェアが汗臭い時の洗濯方法

洗濯洗剤を用意できたら、効果的な洗濯方法を知り、さっそく汗臭いスポーツウェアを洗っていきましょう。

洗濯の前に、スポーツウェアを数十分~2時間程度、つけ置きします。

つけ置きしたあと、すぐに洗濯する必要があるので、時間に余裕をもって行ってください。

また、洗濯前にスポーツウェアの表示や各製品の説明を確認してくださいね。

スポーツウェアが汗臭い時の洗濯方法の流れ
  • つけ置き洗い【重曹、酸素系漂白剤、オキシクリーン、逆性石けん等を使用】
  • すすぎ
  • 洗濯機で洗濯【弱アルカリ性の洗濯洗剤を使用】
  • 乾燥

それでは、流れに沿って具体的な洗濯方法を確認していきましょう。

①つけ置きする【重曹or酸素系漂白剤orオキシクリーンの場合】

40~50℃のお湯に[重曹or酸素系漂白剤orオキシクリーン]を溶かし、服をつけ置きしておきましょう。

汗臭いスポーツウェアの原因となる皮脂は、水よりもお湯で洗った方が落ちやすいです。

つけ置き時間は数十分~2時間程度が目安ですが、各メーカーの説明を確認してくださいね。

逆性石けんと水でつけ置きの場合

逆性石けんの場合は各商品の説明を確認し、水で希釈します。しばらくの間つけ置きしましょう。

②つけ置きした衣類は、水でしっかりすすぐ

つけ置きすることで汚れを浮かしてくれるので、よくすすぎましょう。

すすがないまま放置しておくと、浮いた汚れでまたスポーツウェアに汚れや色が移ってしまう可能性がありますので注意が必要です。

すすいだ後は、湿った時間が長くならないよう、早めに洗濯機で洗ってください。

③弱アルカリ性の洗濯洗剤を使って洗濯機で洗う

粉末タイプの洗濯洗剤は洗浄力が高いものの水に溶けにくいです。

また、洗濯機のお急ぎコースやスピードコースの場合、すすぎ回数が1回となり汚れが落ちきらない可能性があります。

汚れ落としの効果を高めるために、こちらのポイントをチェックして洗濯してみてください。

  • 洗濯槽に入れる洗濯物の量は、洗濯槽容量の6~7割程度にする
  • 粉末タイプの洗濯洗剤は、洗濯機に入れる前に40℃前後のお湯で溶かして投入する
  • 「標準」コースなどを使い、すすぎ回数を2回以上にする

④早めに乾かす

湿っている時間が長いと、菌が増殖する機会となってしまいます。

干す際も、空気の通り道を作るなど乾きやすくなる方法を工夫してみてください。

付いてしまった汗臭いにおいを落とすには、皮脂汚れ落としや除菌が必要。弱アルカリ性の洗濯洗剤や除菌効果のある商品を使いましょう。

スポーツウェアが汗臭い原因は皮脂汚れと菌!?

スポーツウェアの素材は汗の水分を保持しにくいため乾きやすい一方、皮脂を吸着しやすい繊維でできています。

こうしたスポーツウェアの皮脂汚れは洗濯洗剤で落としきれないことがあり、汗臭いにおいの原因となってしまいます。

悩めるママ

いつもの洗濯洗剤で落ちないなんて困る!

一体なぜ洗濯したのに汗臭いにおいが残ってしまうのか。まずは汗臭いスポーツウェアの原因を知りましょう。

においの原因その1 繊維にたまる皮脂

スポーツウェアの繊維には、ポリエステルがよく使われています。

ポリエステルは汗を吸収しにくいことから乾きやすいですし、天然素材と比べて軽く、サラッとして着心地が良いといったメリットがたくさんあります。

まさにスポーツにぴったりの繊維です。

しかし同時に油を吸着しやすい繊維でもあるので、汗に含まれる油「皮脂」も一緒に吸着していくのです。

そして水分は急速に乾いていくものの、皮脂は繊維に残り、こびりついて落ちにくくなってしまいます。

繊維に絡みついた皮脂は普段の洗濯洗剤で洗っても落ちず、皮脂は蓄積していき嫌な臭いを放つようになります。

においの原因その2 増殖した菌

繊維にこびりついて残ってしまった皮脂は、雑菌のエサにもなっています。

そして、この「菌」もスポーツウェアが汗臭くなる原因の一つ。菌は皮脂を分解する際に、不快なにおい物質を生み出すからです。

そのため、洗濯洗剤を使って洗濯しても落ちなかった皮脂が服に残ってしまうと、たちまち菌は大増殖してしまうのです。

一度皮脂が服に残ってしまうと菌も残ってしまい取り除くのは大変です。

スポーツウェアに使われる繊維が皮脂汚れを吸着。絡みついた皮脂汚れは普段の洗濯洗剤で落ちず、汗臭いにおいの原因菌の温床となります。

スポーツウェアが汗臭いときの対策は?

スポーツウェアの汗臭いにおいの原因は繊維で増殖した洗濯洗剤でも落ちない「菌」ということがわかりました!

ただ、スポーツウェアの汗臭いにおいは季節によって発生頻度が上がったり、今まで大丈夫だった服が突然臭くなったりするものですよね。

悩めるママ

繊維の他にも、菌が増えてしまう理由がありそう。

菌が増殖するには、水分・栄養分・温度の3つが大きな要素となります。

この3要素に関わる「汗臭いにおいを発生させてしまう行為」を知って、日々の対策をしていきましょう。

濡れた状態で放置する

スポーツウェアを水分の多い状態で放置するのはNGです。

菌は水分に溶けている栄養分を分解します。そのため水分の多い環境では雑菌がどんどん増殖してしまいます。

「洗濯前に汗が乾かないまま長時間置いておく」、「洗濯後に濡れた状態が長く続く」といった行為は良くありません。

そのため、下記のような行動を意識してみましょう。

汗を吸ったスポーツウェアは、すぐに洗う
  • 洗濯カゴなどに放置していると、湿ったスポーツウェアに菌が増殖する
  • スポーツウェアは着用後、できるだけ早く洗濯洗剤で洗う
仮干しする
  • どうしても早めに洗えない場合は、風通しの良い場所に掛けておくなどして仮干ししておく
  • 湿気を抑えられる
部分洗いする
  • 洗濯前の部分洗いも効果的
  • 特に汗をかきやすい脇の部分などを洗濯前に洗濯洗剤などを使って部分洗いすると、菌の増殖を抑えられる
つけ置きする
  • 汗臭いにおい発生の予防としても、つけ置きするのはおすすめ
  • 重曹や酸素系漂白剤で汗を吸ったスポーツウェアをつけ置きしておくとよい

洗濯機に入れる洗濯物や洗濯洗剤の量が多すぎる

洗濯物や洗濯洗剤の入れすぎは、洗い残しの原因になります。

洗濯機は縦型でもドラム式でもスペースがないと、たたき洗いやもみ洗いが上手くできなかったり、洗濯洗剤が行き渡らず皮脂の汚れ残りにつながります。

また、においを落としたいからといって洗濯洗剤を入れすぎるのも、すすぎ残しが発生するのでNGです。

皮脂成分も洗濯洗剤もスポーツウェアに残留すると菌のエサになってしまいます。

下記のポイントに気を付けて洗濯機を使用し対策していきましょう。

洗濯機に入れる洗濯物の量を適正にする
  • 洗濯槽に入れる洗濯物の量は、洗濯槽容量の6~7割程度
  • 目安としては、洗濯物を入れたときに洗濯槽の部分が5cmほど見える状態
洗濯洗剤の量を守る
  • 洗濯洗剤の適正量を守ることが汚れ落としには大切
  • 適正量は各商品の説明を確認する
2回以上すすぐ
  • 「お急ぎ」や「スピード」コースではすすぎ回数が1回となり足りないことがある
  • 「標準」コースなどを使い、すすぎ回数を2回以上にする

気温、室温を気にしていない

菌は20℃~30℃で爆発的に増殖します。

特に夏などの暑い時期は、「濡れた洗濯物(水分)」「残った皮脂(栄養分)」「温度」と条件がそろってしまうので、においが発生しやすくなります。

そのため、洗濯後は時間をおかずすぐ乾かすこと、洗濯物を干す場所はなるべく涼しい場所や、風通しのいい場所を選ぶことにしましょう。

衣類に風が通りやすいように、干す間隔をあける、風通しのいい場所を選んで干すのも良い対策です。

サーキュレーターで風を当てるといった工夫もできますね。

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洗濯槽に菌やカビが付いたままにしている

日常的に使用する洗濯槽にも汚れが溜まっていきます。

湿っている時間が長いので、菌やカビは洗濯槽に発生し、やはり通常の洗濯洗剤で洗濯しているだけでは除去できません。

これでは洗濯時に衣類に菌やカビが移ってしまいます。見えない箇所にも発生している可能性があるので、注意が必要です。

洗濯する前に、洗濯槽に付いてしまったカビや菌などの汚れをとらなければいけません。

洗濯槽は、専用のクリーナーを使って月に1回程度のクリーニングが必要です。

\見えない所の汚れもスッキリ/

これから新しいスポーツウェアを購入する場合、抗菌・防臭加工がされたスポーツウェアを選ぶのも良い対策です!

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菌が爆発的に増える条件は、水分・栄養分・温度。湿った状態を減らし、正しく洗い、洗濯槽も綺麗にしておきましょう。

まとめ

スポーツウェア 汗臭い 洗濯洗剤
  • 汗臭いにおいを落とすために①弱アルカリ性の洗濯洗剤②重曹③漂白剤④オキシクリーン⑤逆性石けん等を使い、つけ置き後に洗濯すると効果あり
  • 洗濯方法は、①重曹/酸素系漂白剤/オキシクリーン/逆性石けんを使用してつけ置き②すすぎ③弱アルカリ性の洗濯洗剤を使用して洗濯④乾燥
  • スポーツウェアの繊維は皮脂を吸着しやすいため普段の洗濯洗剤では皮脂は落ちずに溜まっていき、皮脂をエサにして増殖した菌が汗臭いにおいを発生させる
  • 菌が増殖する条件は、水分・栄養分・温度の3つで、この3つの条件を作り出す行為が汗臭いにおいにつながるNG行為
  • 汗臭いにおいを発生させない対策は①すぐに洗う②仮干しする③部分洗いする④つけ置きする⑤洗濯物と洗濯洗剤の量を適正にする⑥2回以上すすぐ⑦すぐ乾燥
  • 洗濯物だけでなく洗濯槽にも菌は発生するので、定期的なクリーニングを忘れずに
  • 抗菌・防臭加工のスポーツウェアを選ぶことも対策の一つ

スポーツウェアは便利な反面、汗臭いにおいが発生しやすい特徴を持っています。

扱いにくい印象も抱きがちですが、素材の特性を理解し汗臭いにおいの原因を知ることで、正しく洗濯洗剤を選び対処できそうですね。

一度付いてしまった汗臭いにおいは厄介ですが、市販の商品を使って自分でにおいをとることも可能ということがわかりました。

そしてにおいの元を除去した後は、もう汗臭いにおいを発生させないように事前の対策を忘れずにしましょう。

適切なお手入れをすることで、スポーツウェアを長く清潔に保つことができます。

お気に入りのスポーツウェアを着て、快適にスポーツを楽しんでくださいね!

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