
もう3歳半なのにオムツが取れない…
そんな不安や焦りを抱えていませんか?
子どものトイトレが進まないことに悩み、周りの子と比べて落ち込む日々を過ごしていました。
しかし、調べてみると3歳半でトイトレが進まないのは珍しいことではないことがわかりました。原因や対応の仕方を知るだけでグッと気持ちが楽になったのです。
逆に正しい知識を知らないまま焦ってしまうと親子ともストレスが大きくなり、トイトレがさらに遠回りになってしまうことも…。
3歳半でトイトレが進まないわが子と向き合い、育児に余裕を持てるようになったポイントをご紹介します。
- 3歳半のトイトレが進まない原因
- トイトレを拒否する子どもへの失敗しない声かけ方法
- トイトレをスムーズに進めるための環境づくり方法
ぜひ最後まで読んで、私のように3歳半児のトイトレに困っているあなたが、読んで良かったと思えるヒントを見つけられたらうれしいです。
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3歳半なのにトイトレが進まない主な原因5選





他の子はトイトレが進んでいる…わが子はどうしてできないのかな?
3歳半なのにトイトレがうまく進まないと、周りと比較して悩みますよね。
トイトレが3歳半で進まない主な原因として、以下の5つがあげられます。
- おしっこの間隔が短い
- トイレに苦手意識がある
- 遊びに夢中で気付かない
- パパママの焦りやプレッシャーを感じている
- 下の子が産まれて赤ちゃん返りをしている
わが子のトイトレが進まなかった原因の体験談もご紹介しています。
早い子はトイトレが進んでいる3歳半ごろですが、進んでいない子どもに上記原因はよくあることです。原因を理解すると適切な対応ができますよ。
それぞれの詳細と対処方法を詳しく見て、わが子に合った対処法を確認しましょう。
①おしっこの間隔が短い
膀胱に尿をためる力が十分でないと、トイレに行く前に漏れてしまうことがあります。
おしっこの間隔は人によって差があります。
トイトレに誘う前にすでに漏れてしまっているなら、子どもの排尿頻度やタイミングをみて、先回りできるタイミングを見計らって進めてみましょう。
②トイレに苦手意識がある
トイレが暗い、冷たい、臭いなど、環境に苦手意識があると、トイレに誘っても行きたがらないことがあります。
もし、トイレに行きたがらないことが多いなら、トイレにお気に入りのキャラクターポスターを飾ったり、シール貼りのできるポスターを飾るのもおすすめです。
子どもをトイレに誘っても行きたがらないときは、子どもにとってトイレが楽しい場所になるようにすることで、トイレに向かうハードルが下がります。
もしそれ以外の居心地で子どもが困っているかもしれないなら、照明や温度を整えたり、子どもと芳香剤を選んで設置してみるのもよいでしょう。
トイレを、子どもにとって気軽に行けて落ち着ける場所にしてみましょう。
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③遊びに夢中で気づかない
トイトレより遊びが優先になっていたり、テレビを食い入るように見ているなど、何かに夢中になっていて尿意に気づかないことが原因の場合もあります。
一つのことに集中できる子どもなら、トイレより目の前のことが重要で、トイレの優先順位が下がっている可能性があります。
集中力が高く中断が難しいなら、遊びなど子どもが何かに集中し始める作業に移る前に、トイレに誘う習慣をつけましょう。
トイレに行っても出ないことは、何も問題ではありません。
何かをする前にトイレに行く、を習慣づけて続けると、タイミングがあったときに成功し始めますよ。
④パパママの焦りやプレッシャー
「お友達はできてるのに、どうしてできないの?」などと責める言葉をつい言ってしまうと、子どもは繊細に感じ取ってしまうものです。
パパやママがトイレが成功しなくて困っているのを察知した子どもは、雰囲気がプレッシャーとなって、逆にトイトレをすすめられない状況になってしまいます。
ママパパの焦りが口調に出て、ついプレッシャーをかけるようになってしまい、ストレスを子どもが感じることは多いです。
トイトレが進んでいなくても、大船に乗ったような気持ちで構えることが大事です。
子どもは大人が思っている以上に大人の表情や声色を感じ取っていると理解しておきましょう。
まずは大人が「トイトレは絶対進めないといけないものではない」などと気楽に捉え、気持ちに余裕を持って接するよう心がけましょう。
⑤下の子が産まれて赤ちゃん返りをしている
パパママに甘えたい気持ちがあふれて、オムツを外さないことは、下の兄弟ができた子どもによくあることです。
3歳半頃に下の兄弟ができてお兄ちゃん・お姉ちゃんになる子どもは少なくありません。
今まで自分に注がれていたパパママの時間が自分ではない他の人に割かれると、寂しさを感じます。
「赤ちゃんがよしよししてもらっているのに自分は構ってもらえなくなった」と感じ「自分も赤ちゃんみたいにしたらパパママがよしよししてくれるかな」と赤ちゃん返りします。
赤ちゃん返りしている場合は、下の子のお世話よりも上の子とのコミュニケーションを多くとることを意識してみましょう。
トイトレで子どもがパパママに褒められた、などパパママと楽しい時間をトイトレで子どもが共有できたら、愛情に満足してスムーズに進むことも多いです。
わが子のトイトレが進まなかった原因
わが子のトイトレが進まなかったとき、整理して調べているうちに、以下の3つが原因になっているとわかりました。
- トイレが苦手(薄暗い、ちょっと臭い)
- 遊びに夢中でトイレに行くのを忘れてしまう
- 私の「早くオムツを外したい」という焦りが伝わっていた
トイレの環境が苦手だったり、遊びに集中しすぎること原因の一つでしたが、何より私の「早くオムツを外したい」という焦りが子どもに伝わっていたのです。
つまり、子どもの発達だけじゃなく、私の心構えが関係していたのです。
わが子の様子を観察して原因がわかり、自分の焦りをコントロールして子どもが安心できる雰囲気を出していく中で、トイトレが進んでいきました。
あなたもお子さんの様子を観察して、3歳半のトイトレが進まない原因を見つけてくださいね。
3歳半でトイトレ拒否する子に試したい!失敗しない声かけ法


トイトレは単に年齢だけで進むものではなく、子どもの発達段階が大きく影響し、特に重要なのは「体の準備」と「心の準備」です。
体の準備は、膀胱におしっこがある程度ためられるようになり、尿意や便意を感じ取れることをいいます。
その中でも心の準備を進めるためにパパママができる声かけをご紹介します。
トイトレを拒否している子どもが心の準備を進めるタイミングで効果のある声かけは、子どもの気持ちに共感し、トイレを強制しないものです。
具体的な声かけ例を以下の3つに分けて具体的な声かけの例を計25通りご紹介します。
- 子どもの気持ちに共感する声かけ10選
- 子どもがプレッシャーに感じる言葉5例
- 子どもがプレッシャーを感じず進む声かけ10選
得られる効果を知り、子どもの状態に応じて使い分けていきましょう。
子どもの気持ちに共感する声かけ10選
先ほどお伝えした通り、トイトレは体と心の準備が整っていないと進みません。心の準備とは、トイレに興味を持ったり「自分でやってみたい」という気持ちが芽生えることです。
そのためにも、嫌がっている子どもの気持ちを認め、自発的な行動を促すことが重要です。
トイレを拒否しているときは、子どもの今の気持ちに共感したり、理解を示す言葉がけを行いましょう。
具体的な言葉がけを以下にまとめてご紹介します。
声かけ例 | 得られる効果 |
---|---|
「トイレには行きたくないんだね。嫌な気持ちなんだね。」 | 受容 安心 |
「トイレに行きたくない気持ち、わかるよ。」 | 意思尊重反発予防 |
「トイレってちょっとドキドキするよね。」 | 共感 親子のつながり |
「今は行きたくないんだね。おしっこがもし出たら教えてね。」 | 受容 挑戦 |
「トイレはまだ早いかな?ゆっくりで大丈夫だからね。」 | 主体性尊重 |
「パンツがびしょびしょだといやだよね。ママが一緒にするから大丈夫だよ。」 | 共感 安心 |
「そうだよね、座るのはちょっと怖いよね。」 | 受容 共感 |
「今は遊びたい気分なんだね。終わったらトイレに行こうよ。」 | 意思尊重 誘導 |
「トイレはまだいやかもしれないけれど、ママと一緒なら大丈夫だよ。」 | 安心 挑戦 |
「そうか、まだオムツのほうが安心できるんだね。」 | 安心 共感 受容 |
3歳半頃に気持ちの準備がまだ十分でない子は多くいます。ご紹介したのは例ですが、言葉一つで子どもに得られる効果が違いますので、今必要な効果を考えて声かけを行っていきましょう。
子どもの気持ちに肯定的な言葉を使って否定せず、子どもの気持ちを言葉で表したり、少しずつできる範囲での挑戦を促す声かけがポイントです。
決して病気や異常ではないので、子どもの成長スピードの違い「発達の個性」と捉え、子どもの状態と向き合い、子どものペースに合わせて進めてみましょう。
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子どもがプレッシャーに感じる言葉5例
子どもは大人の言葉を敏感に感じ取ります。
大人が焦って言ってしまったり、意図せずトイレを進めるために伝える言葉も、子どもにとってはプレッシャーになっている可能性があります。
子どもがプレッシャーを感じてしまうのは命令口調・他者比較・恐怖をあおる・否定する・脅す言葉です。
大人も人間ですので、つい口に出てしまうこともありますよね。
以下の具体例を確認し、もし言ってしまっている場合は、プレッシャーを感じない言葉を選んでいきましょう。
声かけ例 | 得られる効果 |
---|---|
「早くトイレ行きなさい!」 | 委縮、拒絶 |
「なんでまだ行かないの?」 | 否定、問責 |
「もう大きいんだからトイレでできるでしょ!」 | 比較、過度期待 |
「パンツを汚したらママは悲しいな」 | 恐怖、罪悪感 |
「行かないとダメだよ!」 | 選択権の否定、萎縮 |
3歳半のトイトレが進まないとき、子どもが「トイトレ拒否」になっていることも珍しくありません。
トイレに誘うと泣いたり、座るのを全力で拒否したりする姿に、親のほうがつい落ち込んでしまうこともあります。でもそれは「イヤイヤ期」の自己主張のひとつと捉えましょう。
続いて、プレッシャーを感じさせず、トイトレを進めるステップを踏める声かけ例をご紹介します。


子どもがプレッシャーを感じず進む声かけ10選
もし子どもがトイトレの声かけにプレッシャーを感じていた場合、声かけを変えて子どもの心が落ち着くと、「行ってみようかな」と思える瞬間が少しづつ増えていきます。
子どもがプレッシャーを感じずにトイトレが進む声かけは、子どもが共感してもらっていると感じ安心できるものや、子どもの自主性が尊重され、小さな成功体験を感じられるものです。
声かけ例 | 得られる効果 |
---|---|
「今はまだトイレに行きたくないんだね」 | 共感 肯定感 |
「トイレはちょっとこわいよね」 | 共感 肯定感 |
「ママと一緒にやろうね」 | 安心感 挑戦 |
「ママも一緒にするから安心してね」 | 安心感 挑戦 |
「座ってみるだけでいいよ」 | 小成功体験獲得 |
「出たら教えてね」 | 自主性尊重 |
「ちょっと早いかもしれないから、ゆっくりで大丈夫」 | ペース尊重 |
「遊び終わったらトイレに行こう!」 | 承認 誘導 |
「パンツが汚れても大丈夫だよ」 | 失敗 不安の軽減 |
「できたらすごいよ!」 | 成功肯定評価(プレッシャーなし) |
無理に座らせようとすると、さらに拒否が強まってしまうこともあります。
そんな時は、「行きたくない気持ちもわかるよ」「トイレが嫌な時は、また今度にしようね」と一度気持ちを受け止めてあげましょう。
誘う時も「トイレに行ってみよう!」よりも「ママ(パパ)と一緒に行ってみようか?」と寄り添う言葉に変えると受け入れやすくなりますよ。
3歳半のトイレ拒否は一時的なものととらえましょう。イヤイヤ期が落ち着くと同時に「トイレに行く!」と笑顔で言ってくる日が来ますよ。
3歳半のトイトレは環境が大切!心がけた6つのこと





トイトレを進めようとして、声かけを気を付けているけれど、やっぱり子どもはトイレがいやみたい…。
そう感じる時は、トイレの環境に問題があるかもしれません。
環境面でトイトレを進めるために必要なことは以下の6つです。
- 「成功体験」を大切にする
- トイレを楽しい場所にする
- トイレを清潔にする
- 夜は焦らず日中から始める
- タイミングを工夫する
- パパママの焦りを手放す
子どもの気持ちと体の準備以外でも、大人の気持ちやトイレの環境を整備することも、トイトレを成功させるカギとなります。
あなたのお家の環境と照らし合わせて、確認してみてください。
①「成功体験」を大切にする
おしっこが少しでもトイレでできたときは、とにかく褒めましょう。
トイレに行こうとした、便器に座ることができた、どれも小さくても成功体験ですので、その時も「トイレに行けてすごい!」など褒める言葉を使います。
どんなに小さくても成功体験を見逃さず、できたことを言葉で表現して子どもに伝えることを忘れないようにしましょう。
「すごいね」「お姉さんになったね」と声をかけると、子どもは照れながらも嬉しそうにしていました。
小さな達成感を積み重ねることで、少しずつトイレへの意欲が出てきました。
成功体験を積み重ねられる環境作りを意識すると、子どもの自身にもつながります。
②トイレを楽しい場所にする
好きなキャラクターのポスターやフィギュアを飾ったり、成功でシールを貼れる台紙やカレンダーの準備をすれば、子どもがトイレを楽しく感じてくれることでしょう。
わが家では、娘が好きなキャラクターの補助便座やシール台紙を用意しました。
トイレに行けたらシールを貼るだけでも、子どものやる気は大きく変わります。
「苦手な場所」から「ちょっと楽しみな場所」になるように、楽しい環境を整えることが大切だと感じました。
③トイレを清潔にする
トイレって何か汚くて行きたくない、と感じさせないように、清潔を保ちにおいも工夫してみましょう。
わが子のトイトレ時期、私はトイレ掃除をこまめにするようにしました。
また、トイレの消臭剤にはわが子の好きな甘いフルーツの香りのするものを置くようにしました。
清潔でいい香りの環境は、大人だけでなく子どもにとっても安心できるようです。
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④夜は焦らず、日中から始める
トイトレは、まず日中から始め、夜のおむつ外しは日中のトイレを子どもが安心してできるようになってからにしましょう。
夜のおねしょは、小学校低学年まで続くことも珍しくありません。
ちょっとしたいつもとの違いなどの些細なことでも、子どもは夜におもらししてしまうことが多いものです。
焦らず、まずは日中から少しずつ練習をしていくのが、3歳半のトイトレのポイントです。
⑤タイミングを工夫する
トイトレは成功体験を積み重ねて自信をつけていけるものですが、最初の成功体験には大人の見計らいが必要なこともあります。
トイレに誘うタイミングは意外と重要です。成功するかどうかは別として、生活リズムとやることの流れに沿ったタイミングでトイレに誘うことをおすすめします。
起床後や食後など、排泄しやすい時間にトイレに誘ってみましょう。
「決まった時間にトイレに行く」習慣をつけることで、3歳半のトイトレは成功しやすくなります。
⑥パパママの焦りを手放す
トイトレが長引いている場合に、パパママの気持ちの切り替え一つでトイトレが成功する可能性は上がります。
周りの同級生やいとこがトイトレを初めて成功しているのにどうしてわが子は成功しないのか、などと考え始めると、人間焦ってしまうものですよね。
子どもの主体性を尊重してサポートすることで、子どもは時期が来たら自分から受け入れて進めるようになるものです。
すると、私のイライラが減り、子どもも安心して挑戦できるようになった気がします。
今のわが子の状態を受け入れて、子どもがどうしたいのかを一緒に考えましょう。
3歳半だからおむつがとれないといけない決まりはありませんし、3歳半のわが子は今しかいません。
焦りを捨てて今の子どもと向き合い、子どものペースに合わせて進めていきましょう。
3歳半のトイトレ習慣は親子のペースで大丈夫!
3歳半でトイトレが進まないと、



自分の関わり方が悪いのかな…
と責めてしまうことがあります。
でも、それは違います。
子どもの発達には本当に大きな個人差があり、3歳半でできなくても何もおかしくありません。むしろ「トイトレは失敗して当たり前」と思っておくと、親子で気持ちが楽になります。
トイレに誘うことや声をかけることも、毎日の習慣として少しずつ続けていけば大丈夫。
焦らず、習慣の積み重ねが自然と自信や成功体験につながってきます。
「オムツを卒業するのは3歳半までにではなく、この子のタイミングでいいんだ」と考え始めてから、無理なくトイトレに向き合える習慣ができ、親子関係もグッと穏やかになりました。
まとめ


- 3歳半でトイトレが進まないのは珍しいことではなく、原因や対応の仕方を知るだけでグッと気持ちが楽になる
- 3歳半でトイトレが進まない主な5原因は①おしっこ間隔短い②トイレ苦手意識③遊びに夢中④パパママの焦りとプレッシャー⑤兄弟ができて赤ちゃん返り
- トイトレを拒否する子どもには、プレッシャーを感じさせない、気持ちに共感する声かけが大事
- トイトレ大事な6環境①成功体験を大切にし②トイレを楽しい場所に変え③トイレは清潔に保ち④夜ではなく日中から始め⑤トイレに誘うタイミングを工夫し⑥パパママが焦らない
- トイトレを成功させるためには環境の整備と子どもを尊重してサポートする声かけが大事
- 3歳半だからといってトイトレを急ぐ必要はなく、子どものペースで進めることが一番の近道になる
3歳半でトイトレが進まないと焦りますが、成功体験を積む・トイレを楽しい場所にする・トイレを清潔にする・親が焦らず見守るの4つを意識するだけで、わが子は少しずつ前に進み始めました。
3歳半のトイトレは、イヤイヤ期と重なって思うように進まない時期もありますが、それは自然なことです。
焦らず寄り添っていけば、必ず前に進んでいきます。
そしてトイトレで何より大事なのは、「うちの子は大丈夫」と信じることだと思います。
オムツが外れるタイミングは人それぞれですが、進まない時期があっても、必ずできるようになる日がきます。
親子で笑顔を忘れずに、トイトレに取り組んでいきましょう。
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